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言葉に興味が出てきたら あいうえおのおすすめ絵本14選


言葉と世界がつながると子どもの世界が変わる

子どもがひらがなに興味を持つようになってくると、「あいうえお」の文字に触れるところからはじまると思います。

言葉を習得して長い時間が経っている大人には、普段は意識しづらいことですが、この世界は言葉でできています。あらゆるものに名前がついていて、文字とリンクしています。自分の気持ちを伝えるにも、今聞こえているその音も、やはり文字がなければ表現することができません。

逆に言うと、子どもはどこにいても文字に触れることができるということです。だから、つまらないお勉強で言葉を無理やり習得させる必要はなくて、時期がきたら、必要に応じて自然と覚えていくものです。

「あいうえお」からはじまって、やがて世界と言葉がつながった瞬間に、子どもがそれまで見ていた世界がまるで違うものに変わります。そこからは水を得た魚のように言葉の数を増やしていくことが楽しくて仕方ないはずです。そんな世界のトビラを開けるきっかけに、絵本があればうれしいです。


『あいうえお』

作・絵/五味太郎

『あいうえおえほん』

作・絵/とだこうしろう

子供たちが、絵、そして平仮名と初めて出会うときの絵本。私たちの身近にある道具や動物、虫、やさい、くだもの、からだ、乗り物。それらのカタチの美しさを表現するため、シンプルに研ぎ澄まされた輪郭線。配色の美しさを追求した色彩。そして、平仮名という文字そのもののデザインが持つ美しさを、教えてくれます。

『あっちゃんあがつく』

作・絵/みねよう
作・絵/さいとうしのぶ 

うたって、あそべて、たのしめる、愉快な「たべものあいうえお」。「あ」から「ん」まで、濁音、半濁音も含めて69音すべてが登場。名前の頭文字で「ことばあそび」もできます。

『あいうえおのえほん』

作/よこたきよし
絵/いもとようこ

「ありがとう」の「あ」から「ごめんなさい」の「ん」まで、心のこもったことばの世界が広がります。ひらがなを覚えるときに大切な筆順も、お子さんと一緒に指先でなぞってみてください。お母さん、お父さん方が「先生」です。

『あいうえおの本』

作・絵/安野光雅

「あ」はあんぱん、「い」はいえ……、左ページにはひらがなが、そして右ページにはその文字で始まるものの絵が、1見開きごとに描かれます。木で組み立てられ、木目まで美しく描かれたひらがなの文字と、どこかなつかしい日本の伝統的な形の絵がみごとに結びつきます。さらに、ページのまわりには文字に関連した飾りも描かれ、その中にも絵が隠れています。字を覚えるためではなく、ことばの美しさを感じることのできる1冊です。

『あいうえおみせ』

作・絵/安野光雅

あめや、いしやきいもや、うんそうや……。あいうえお順と、いろは順で、たくさんのお店が並んでいます。今の子どもたちになじみのあるお店やさんから、「え、これお店?」「こんなお店ないよー」というものまで、絵の隅々まで楽しめること、間違いなし。絵本の最後には、「ここに並んでいるものは、どこのお店にあるでしょう?」なんて、遊びのページまでついています。



『ぐりとぐらのあいうえお』

作/中川李枝子
絵/山脇百合子

「あさいもほりうでまくりえんやらやっとおおきなおいも」「なんとまあにんじんぬいたらねっこのひげがのびほうだい」……こんなふうに、「あいうえお」から「ん」まで、5音を文頭においた楽しい言葉遊びの絵本ができました。リズミカルで、選び抜かれた言葉と、ぐりとぐらをはじめ、おなじみの森の動物たちが登場する、文句なしに楽しく愛らしい「あいうえお」の絵本です。

『かっきくけっこ』

作/谷川俊太郎
絵/堀内誠一

日本語の50音の面白さをそのまま絵本にしてしまった驚きの作品。「かっきくけっこ」「ささししすせせそ」「なーに ぬねーの」。理屈はわからないけれど、これ以上ないくらい「か行」「さ行」「な行」らしさを表わしているような谷川俊太郎さんの言葉。色々な声で読んでみれば更にその表現の多様性に気づかされます。ただ50音を読んでいるだけなのに「私達日本人はこんなに面白い響きの言葉をつかって表現しているんだ」と感じることができます。

『あいうえおうた』

作/谷川俊太郎
絵/降矢なな

「あいうえおきろ おえういあさだ おおきなあくび あいうえお」で始まるリズミカルな詩の絵本。50音を巧みに織り込んだ詩とイメージ豊かなエッチングの絵が楽しい。

『あいうえおのえほん』

作/内田麟太郎
絵/西村繁男

「あまがえる あめより あめの あまやどり」「しかめっつらの しかいに ししも したむく」。あいうえおの順に現れる奇想天外なシーンの数々。けれど絵を見れば思わず納得。リズミカルな言葉遊びに導かれて、しまいには声を出して笑ってしまいます。言葉の入り口に立った子どもたちがくり返し楽しめる1冊。

『あいうえあそびえほん』

作/石津ちひろ
絵/荒井良二

「あいうえ おおかみ もりのなか」「かきくけ こうもり ねむるあさ」……。リズミカルでゆかいなことばあそび絵本。ユーモアいっぱいの絵で、ことばさがしあそびができます。

『あいうえおおきなだいふくだ』

作・絵/たるいしまこ

「あんこがいっぱいおおきなだいふく、いきなりどーんともりのなか……」。「あ」から始まって「ん」まで、50音順につづく文章でつづったのは、だいふくと、うさぎをめぐる珍騒動。突如あらわれた大きなだいふくと、それを手に入れたい動物たちが、ナンセンスなどたばたを繰り広げます。 ことばの広がりを楽しみながらあじわえる、この愉快な「あいうえお歌」は、ひらがなをおぼえはじめた子どもたちにぴったりです。

『ノラネコぐんだん あいうえお』

作・絵/工藤ノリコ

緻密に描かれたにぎやかな絵を指さしながら、たくさんの言葉が覚えられます。「つまみぐい」「ほっかむり」などユニークな言葉も満載。ひらがな&カタカナ表付き。

『ひらがなだいぼうけん』

作/宮下すずか
絵/みやざきひろかず

本のなかの文字たちが、夜の間どうしているかしっていますか? 本から飛び出した文字たちの冒険を、笑いながら楽しめる物語です。