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擬音語・擬態語が楽しい 赤ちゃんに人気のオノマトペ絵本13選


オノマトペが子どもの感性や語感を養う

オノマトペ(onomatopee)とは、擬声語を意味するフランス語です。
擬声語には、物音や声を真似て表現する「擬音語」と、状態や心情など音のしないものを音によって表す「擬態語」があります。

例えば、大きく声を出して笑う「ハッハッハー」は擬音語、かわいい笑顔の「にこにこ」は擬態語。しっかりした雨の音を表す「ザーザー」は擬音語、「しとしと」降るのは擬態語。谷川俊太郎さんは、それぞれを「おとまねことば」「ありさまことば」 といっていて、なるほど、とてもしっくりきます。

まだ言葉の意味を理解できない小さな子どもにとっては、声に出した音からイメージがしやすく、短く簡潔な表現ができるオノマトペはとても便利な言葉です。親が普段から無意識に、「犬」よりも「わんわん」、「やわらかい」よりも「ふわふわ」を使うのは、感覚としてそのほうが伝わることをわかっているからでしょう。

「片付ける」は「ポイポイ」、「ドアを締める」は「バタン」、「飲み込む」は「ごっくん」と、日本語の表現には豊かで楽しいものがたくさんあります。さらに絵本には、大人には意味がわからない不思議な音と絵を組み合わせたものまでありますが、子どもたちは、音から想像力を膨らませて、自在に楽しむことだってできます。小さい頃のこうした音の豊かなコミュニケーションを通じて、子どもの語感や感性が養われていくのだと思います。


『あっはっは』

作/谷川俊太郎
絵/堀内誠一

テーマは笑い声。面白いのは、誰が読んでも「あっはっは」は豪快になり、「いひひ」はちょっといじわるそうになり、「おほほほほ」で上品ぶってみたりしてしまうこと。男の子と女の子の顔を大胆に並べ、その表情だけで二人の空気感の変化までをも読ませてしまう堀内誠一さんの絵が冴えわたります。

『ぴよぴよ』

作/谷川俊太郎
絵/堀内誠一

「ぴよぴよ」から始まり「しゅばしゅば」「とぷん」「きいいっ」など、擬音だけで場面が進んでいきます。これ以上ないくらいのシンプルな谷川さんの言葉に、カラフルで愛らしい堀内さんの絵がかぶさって、読んでみれば小さなひよこの冒険物語となっています。

『もこもこもこ』

作/谷川俊太郎
絵/元永定正

「しーん、もこもこ、にょきにょき」とふくれあがったものは、みるまに大きくなってパチンとはじけました。詩人と異色の画家がおりなす不思議でおかしな世界の絵本。

『もけらもけら』

作/山下洋輔
絵/元永定正
構成/中辻悦子

天才ジャズ・ピアニストとモダンアートの鬼才のコンビによる美しく面白いもう一つの宇宙。言葉はリズムとなって、つぎつぎに展開する絵の世界を行進し、私たちの心を解き放ちます。

『ころ ころ ころ』

作・絵/元永定正

色々な色をした小さな玉が転がり出しました。一列に並んでころころ、ころころ。階段を上ってころころ、おりながらころころ。でこぼこ道をころころ、坂道もころころ。嵐の道で吹き飛ばされてもころころ、山道もころころ。ころころころころ終点までころころ……。色とりどりの鮮やかな丸の形が、絵本の上をところせましと動きまわります。小さな子どもたちが体でその動きを感じ、鮮やかな色の世界を楽しむことができる赤ちゃん絵本です。

『じゃあじゃあ びりびり』

作・絵/まついのりこ

「じどうしゃ ぶーぶーぶーぶー」「みず じゃあじゃあじゃあ」、楽しく明解な絵とリズミカルなことば。音から物を認識する絵本です。



『ぱたぱたえほん』

9784802130783
作・絵/miyauni

この作品の特徴はなんといっても「ぱたぱたする」こと。見開きごとに画面いっぱいに美しくデザインされた「とり」や「ちょうちょ」などを、音(声)に合わせて開いて閉じて楽しみます。「絵本+手遊び」という新しい提案は、本だからこそ。この単純明快な手遊びによって、赤ちゃんの興味は作品へと注がれ、親子の時間をよろこびに変えることでしょう。

『だっだぁー』

作・絵/ナムーラミチヨ

赤ちゃんのことばあそび「ぶっひゃひゃぁー」「むちゅむちゅ」、共通言語は擬音語です。赤ちゃんだっておしゃべりしたいんです。この本は、ことばの音を楽しむ遊び心を応援します。調子をつけたり、声色を変えたり、自由に盛大に遊んでください。ちなみに、登場するカラフルなお化けたちは、赤ちゃんの守り神です。

『もいもい』

作・絵/市原淳
監修/開一夫

東京大学あかちゃんラボ発。あかちゃんといっしょに作ったあかちゃんのための絵本です。

『ごぶごぶ ごぼごぼ』
作・絵/駒形克己

「ぷーん」「ぷくぷくぷく」「ぷぷぷ」などの音(言葉)の響きやリズムの楽しさを、色あざやかなオレンジ、赤、青などの丸の動きで子どもたちに届けます。

『ぴょーん』

作・絵/まつおかたつひで

「かえるが……ぴょーん」「こねこが……ぴょーん」。ページをめくると次々にいろんな動物がジャンプします。くりかえしが楽しい絵本です。

『がたん ごとん がたん ごとん』

作・絵/安西水丸

がたんごとんがたんごとんと、まっ黒な汽車がやってきます。駅で待っているのは哺乳瓶。「のせてくださーい」と言って汽車に乗り込みます。ふたたび出発し、がたんごとんと次の駅へ行くと、こんどはコップとスプーンが「のせてくださーい」。さらに次の駅では、リンゴとバナナが、ネコとネズミが「のせてくださーい」。みんなをのせて汽車は「がたんごとん」と終着駅へ。そこは……。

『だるまさんが』

作・絵/かがくいひろし

「だ・る・ま・さ・ん・が」左右にうごくだるまさん。ページをめくると……あらら、びっくり、大笑い。0歳の赤ちゃんから大人まで、ページをめくるたび笑いの渦に引きこまれる、とびきりゆかいな絵本です。