8月1日から第3期がスタートしました。
決算を終えたところで2期目を振り返ると、おかげさまで絵本事業については売上高が昨年比222%の増収。
おまけに当期純利益も黒字転換と、30代にどんどこ私財を突っ込んで蒔いてきた種が順調に育ってきたなあ、という実感があります。
最新刊の『ねえねえあーそぼ』(さく/山本 直美、え/山本 美希)では、エンブックスとして初のコラボ絵本づくりになりました。
「子育て学協会」のような素晴らしいチームにお声がけいただけるようになったことがまずうれしかったし、この創作を通じてマンガ作家としてすでに国際的評価の高い山本美希さんとご一緒することもできました。
赤ちゃんのいる家族にとって、子育ての支えとなる気づきがある“本質的なテーマ”と“新しい表現”。エンブックスとして大事にしている2つのキーワードですが、その道のプロフェッショナルたちのおかげで、とても高いレベルの絵本に仕上がったと思います。
同じチームですでにシリーズ2作目を進行中。遅くとも年内に出版する予定なのでこちらもぜひ楽しみにお待ちください!
個別タイトルでみると、『なでてなでて』(え/日隈 みさき、ぶん/西川 季岐)が発行からちょうど1年で黒字化しました。好調に売れ続けている『ふうしてあそぼ』(さく/はるの まい)は発行からわずか7カ月目に黒字化。初版部数を150%増やした『はい たっち』(さく/からさわ ようすけ)もまもなく黒字化と、既刊の半分が収益に貢献してくれています。なんて健全。このご時世に取次もびっくりです。
『ぱたぱたえほん』(さく/miyauni)も人気で他と変わらずしっかり売れていますが、ボードブックの原価が高すぎたので黒字化はもう少し先になりそう。唯一の物語絵本『わにのだんす』(さく/今井 雅子、え/島袋 千栄)は手にとってもらえる動機づけ次第かなというところ。間違いなくおもしろいので機が熟すのを待て。
3期目もしばらく赤ちゃん絵本に注力しながらコンテンツを充実させていきます。
やりたい企画がどんどん湧いてくるのに進行が追い付かないもどかしさはありますが、もっと遊びたいのに休み時間が足りなかった子ども時代のような前のめりな気分は悪くない。
そんなエンブックスで絵本づくりをご一緒いただける作家さんがいらっしゃったらお声がけください。大歓迎です!
それから、この夏は絵本コンテストの審査員として南紀白浜にお招きいただいたり、オンデマンド製本サービスを大企業主催のプロジェクトで活用してくれたり、思いもよらない角度からのうれしいアプローチもありました。こちらもお声がけ大歓迎です!
仕組み化するって大事なことですよね。
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