節分に読みたい鬼が登場する絵本5選


豆まきのはじまり

節分に豆まきをするのは、春のはじめとする二十四節気の立春を、気持ち良くむかえるためです。
むかし、京都にあらわれた鬼の目(魔目=マメ)に、豆(=マメ)を投げて退治(魔滅=マメ)したことがはじまりで、以来、鬼を厄に見立てて無病息災を祈る風習として広まったんだそうです。見事な3連ダジャレ。

鬼は悪者だからこそ鬼

だから、そもそも鬼は悪者として登場することに存在価値があるのですが、調べてみると特に最近の絵本では、思いのほか悪者として描かれている作品が少ないような気がしました。
物語の世界で、鬼は鬼らしくふるまってくれるからこそ伝えられることがあるわけで、その結果として、現実の世界が平和であることが望ましいですからね。豆をまく理由もそういうことです。

日本では角の生えた赤や青の鬼が、多くの人の共通イメージとしてありますが、外国でも昔から、北欧では「トロル」、アラビアでは「グール」とか呼ばれて、なかなかに残酷なキャラクターとして子どもに怖がられています。物語の世界は、それでいいんだと思います。

  1. おにはそと
  2. 作・絵/せなけいこ
    出版/金の星社

    豆まきで展開する今日にぴったりの1冊。

  3. おなかのなかにおにがいる
  4. 作/小沢孝子
    絵/西村達馬
    出版:ひさかたチャイルド

    節分の由来をうまく子ども向けに描いた作品。

  5. 鬼ぞろぞろ
  6. 作/舟崎克彦
    絵/赤羽末吉
    出版/偕成社

    自分が鬼になってはじめて気づくこと。赤羽末吉の描く鬼のかっこよさ。

  7. ももたろう
  8. 作/松居直
    絵/赤羽末吉
    出版/福音館書店

    外せない昔話の大定番も、松居直・作がおすすめ。

  9. 泣いた赤おに
  10. 作/浜田広介
    絵/梶山俊夫
    出版/偕成社

    鬼が怖がられているという設定の上に描かれた優しい鬼の名作。