Categories: おすすめの絵本

気持ちがわかるともっと好きになる 猫が主役の絵本 14選

『こねこが にゃあ』

作/ひろの たかこ
定価/880円(税込)
対象/0歳から
福音館書店
2020年1月10日発行

かごの中から、ちいさな耳がのぞいています。お母さん猫が呼ぶと……「にゃあ」と鳴いて、かわいい子猫が出てきました。紙袋の中からも、カーテンの陰からも、「にゃあ、にゃあ」。みんなお母さん猫のもとにやってきます。猫はちょっとしたすき間に、いつの間にか入り込んでいることがあります。そんな子猫たちのしぐさを、やさしく愛情たっぷりに描きました。愛らしい子猫たちのかくれんぼをお楽しみください。

 


『にゃん にゃん』

作/せな けいこ
定価/990円(税込)
対象/2歳から
福音館書店
2018年1月15日発行

白、黒、トラ、ミケ、ブチのこねこたちが、いっしょに遊ぼうと抱っこした女の子の腕から逃げだします。駆けていった先で待っていたのは、お母さんねこ。こねこたちは、にゃんにゃんにゃんと嬉しそうにおっぱいを飲みます。貼り絵で表現されたねこたちが魅力的な絵本です。

 


『ねこのジンジャー』

作/シャーロット・ヴォーク
訳/小島 希里
定価/1540円(税込)
対象/2歳から
偕成社
1997年10月発行

ねこのジンジャーの平穏な生活に入りこんできた黒い子ねこ。2匹のねこの出会いを、軽くのびやかなタッチで描くほのぼの絵本。

 


『なまえのないねこ』

作/竹下 文子
絵/町田 尚子
定価/1650円(税込)
対象/3歳から
小峰書店
2019年4月25日発行

八百屋や書店、パン屋、蕎麦屋、喫茶店などの飼い猫たちが、みんな持っている「名前」に憧れている、ひとりぼっちの猫。ある日、お寺の猫に「自分で好きな名前をつければいいじゃない」と言われ、名前を探すことに。名前のない猫が見つけた「ほんとうに欲しかったもの」とは?

 


『ちいさなねこ』

作/石井 桃子
絵/横内 襄
定価/990円(税込)
対象/3歳から
福音館書店
1967年1月20日発行

小さな子猫がお母さん猫の見ていない間に、ひとりで家の外へとびだしました。外には危険なものがいっぱい。子どもに捕まりそうになったり、車にひかれそうになったり、大きな犬に追いかけられたり。その度に危機一髪で難を逃れるます。とうとう追いつめられて鳴いていると、お母さん猫は子猫の声を遠くからでも聞きつけてちゃんと探してくれました。お母さん猫はしっかりと子猫をくわえて家へ帰って行きます。

 


『ながいながい ねこのおかあさん』

文/キューライス
絵/ヒグチ ユウコ
定価/1320円(税込)
対象/3歳から
白泉社
2020年11月2日発行

子猫のおかあさんは、体が長い長い猫。ある風が強い日、子猫は遠くまで吹き飛ばされてしまいます。おかあさんの顔を見たくて、心細い思いのままひたすら走る子猫。さて、子猫はおかあさんに会えるのでしょうか? 親子の愛情を描いたお話です。

 


『11ぴきのねこ』

作/馬場 のぼる
定価/1320円(税込)
対象/4歳から
こぐま社
1967年発行

11ぴきののらねこたちは、いつもおなかぺこぺこ。ある日じいさんねこに、湖に大きな魚がいると教えられ出かけていきます。大格闘の末、やっと怪魚を生け捕りにしますが……。あっと驚くどんでん返しが大人気。

 


『100万回生きたねこ』

文・絵/佐野 洋子
定価/1540円(税込)
対象/幼児から
講談社
1977年10月19日発行

100万年も しなない ねこが いました。100万回も しんで、100万回も いきたのです。りっぱな とらねこでした。100万人の人が、そのねこが しんだとき なきました。ねこは、1回も なきませんでした。読むたびにちがう気持ちになる、りっぱなとらねこの、ふしぎな物語。

 


『てつぞうはね』

作/ミロコ マチコ
定価/1540円(税込)
対象/幼児から
ブロンズ新社
2013年9月発行

てつぞうはね、わたしのねこ。しろくてふかふかのねこ。すわるとおにぎりみたい。てつぞうの大こうぶつは、ハムとパイナップル。スースーするにおいも大好きなんだ。春はさくらの花びらをおいかけて、夏はひんやりする、せんめんだいで寝るよ。だけど、8回目の冬、てつぞうはちいさく、ちいさくなって……

 


『ネコヅメのよる』

作/町田 尚子
定価/1540円(税込)
対象/幼児から
WAVE出版
2016年5月発行

猫たちの秘密、教えます。ある日、猫は気付きます。「あれ? もしかしてそろそろ……」その夜。「まちがいない、今夜だ」猫は家をそうっと抜け出し出かけていきます。

 


『タンゲくん』

作/片山 健
定価/1320円(税込)
対象/4歳から
福音館書店
1992年10月20日発行

ある日、片方の目がつぶれた1匹の猫が、家の中にのっそり入ってきました。わたしの膝の上に座ってなついています。翌日も、布団の上で気持ちよさそうにのどをゴロゴロいわせています。タンゲくんはうちの猫になりました。勉強をするときも、掃除をするときも、一緒にいます。でも、外へ出かけて行ってしまうから、どこでなにをしているかわかりません。タンゲくんのことを大好きな女の子の健気な女心が描かれています。

 


『こねこのぴっち』

文・絵/ハンス・フィッシャー
訳/石井 桃子
定価/1650円(税込)
対象/4、5歳から
岩波書店
1954年12月10日発行

リゼットおばあさんの家に住んでいる子ねこのぴっちは、ほかのきょうだいたちとはちがうことをして遊びたいと思いました。ところが、アヒルのまねをして池で泳ごうとして、おぼれてしまいます。

 


『ねこはるすばん』

作/町田 尚子
定価/1650円(税込)
対象/5、6歳から
ほるぷ出版
2020年9月10日発行

にんげん、でかけていった。ねこは、るすばん。とおもいきや……? 猫だってカフェに行くし、身だしなみを整える。──あなたのしらない猫の世界。「ねこがおとなしく、るすばんしてるとおもうなよ」。

 


『ぼくはいしころ』

作/坂本 千明
定価/1650円(税込)
対象/小学低学年から
岩崎書店
2020年9月30日発行

ぼくは街でひとり暮らす猫。だれもぼくのことを気にとめない。道端の石ころと同じ。でもある日「こんばんは」と声をかけてくる人間がいた。紙版画で描く、ある黒猫の物語。

西川季岐(編集長)

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