おやすみ前の読み聞かせに 寝かしつけにおすすめの絵本 13選

良い眠りに誘うために良い絵本の時間を

 

おやすみ前の寝かしつけのためにふとんの中で読んであげるような絵本には、子どもが興奮するような展開のものよりは、ゆっくり静かに淡々と読めるものを選ぶのがおすすめです。

とはいえ、もしかすると絵本が楽しくて大人の思い通りに眠ってくれるどころか、「もっかい!」のリクエストがあるかもしれません。
そんなときは、「はい、おしまい」と無理に電気を消してしまうのではなく、繰り返し読んであげて欲しいと思います。楽しみ疲れて眠るのは、子どもにとってはとても幸せな時間だからです。

絵本の世界と現実の狭間で、ゆらゆら自然と「おやすみ」と眠りにつけば、その夜、子どもはきっとすてきなに夢を見ることができるに違いありません。

 


『おつきさまこんばんは』

作/林 明子
定価/880円(税込)
対象/0歳から
福音館書店
1986年6月20日発行

静かな夜の空。ネコが寝そべる屋根の上が明るくなって、しだいに金色に輝くまん丸いお月さまがでてきました。「お月さまこんばんは」。ところが、そこに黒い雲やってきて、お月さまを隠してしまいます。でも、だいじょうぶ。黒い雲は少しお月さまと話をして、また去って行きました。ふたたびあらわれたお月さま、にっこり笑顔で「こんばんは」。まるで話かけてくるようなお月さまのやさしい表情に子どもたちも思わずにっこり。

 


『いいこでねんねできるかな』

作/きむら ゆういち
定価/748円(税込)
対象/0歳から
偕成社
1993年11月発行

コトリさんもイヌさんもそろそろねんねの時間。みんな寝いったのに、ゆうちゃんだけなかなか眠れません。おやすみ前に読む絵本。

 


『ねないこだれだ』

作・絵/せな けいこ
定価/770円(税込)
対象/1歳から
福音館書店
1969年11月10日発行

夜の9時です。「とけいがなりますボンボンボン」こんな時間におきているのはだれだ? ふくろう、くろねこ、どろぼう……。いえいえ、夜中はおばけの時間。あれ? まだ寝ていない子がいますよ。おばけになってとんでいけ!  おばけがなかなか寝ない子をおばけの世界に連れていってしまいます。シンプルなはり絵と独特のストーリーで、子どもたちをひきつけてやまない赤ちゃん絵本です。

 


『ぶーらん ぶーらん』


作/ミヤタ タカシ
定価/1320円(税込)
対象/1歳から
エンブックス
2020年7月9日発行

ちいさな黒うさぎのギーギはなんでも「やってみたい」の真っ盛り。ブランコに乗って「ぶーらん ぶーらん」と遊んでみては「どってーん」と盛大に転び、かと思うと次はまた違う乗りものへ興味のままに向かいます。そして、思いっきり遊んだあと、ギーギは「すーすー」と気持ち良さそうに眠ります。

 


『ぐうぐうぐう』

作/田島 征三
定価/1100円(税込)
対象/1歳から
偕成社
1987年3月25日発行

ゾウさんもタヌキさんも、みんな楽しい夢を見ながら、ぐうぐうぐうとおやすみ。ユーモラスな寝姿に思わずほほえんでしまう絵本。

 


『もうねんね』

文/松谷 みよ子
絵/瀬川 康男
定価/770円(税込)
対象/赤ちゃんから
童心社
1968年1月15日発行

いぬも ねんね ねこも ねんね めんどりも ひよこも モモちゃんも ねむたいよう。やわらかな言葉のリズムが心地よい、160万部をこえるロングセラー絵本。ねむくて、うとうと、目を閉じたやさしい寝顔が印象的です。時代が変わっても、お父さんやお母さんとあかちゃんのおやすみ前の時間に今日も読まれつづけています。

 


『おやすみなさい おつきさま』

作/マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵/クレメント・ハード
訳/せた ていじ
定価/1320円(税込)
対象/赤ちゃんから
評論社
1979年9月発行

おおきなみどりのへやのなか。こうさぎがベッドにはいり、ねむりにつくところ。こうさぎは、ふうせんやてぶくろなど、へやのなかのすべてのものに「おやすみなさい」と語りかけます。アメリカで1000万部をこえて読みつがれている名作です。

 


『おふとんかけたら』

作/かがくい ひろし
定価/935円(税込)
対象/赤ちゃんから
ブロンズ新社
2009年10月発行

たこさん、まめさん、ソフトクリームさんにトイレットペーパーさん……。ページをめくっておふとんかけたら、どんなねぞうになるのかな? 登場するみんなのゆかいなねぞうに、おやすみ前に親子でいっしょに大わらい。「だるまさん」シリーズかがくいひろしによる絵本。

 


『どうやって ねるのかな』

作/藪内 正幸
定価/990円(税込)
対象/2歳から
福音館書店
1987年3月25日発行

キリンがどうやってねるか知っていますか? 一本足で立ってねむる動物もいます。それぞれの体に合った寝姿が、ほほえましく、親しみを感じさせます。

 


『パパ、お月さまとって!』

作/エリック・カール
訳/もり ひさし
定価/1760円(税込)
対象/3歳から
偕成社
1986年12月発行

娘に月をせがまれて、パパは本当に月を連れてきた! 画面が左右上下に広がるしかけで、空の高さや月の満ち欠けを表現した絵本です。

 


『ノンタンおやすみなさい』

作・絵/キヨノ サチコ
定価/660円(税込)
対象/3歳から
偕成社
1976年8月発行

夜なのに眠くないノンタンは友だちをさそいますが、起きていたのはふくろうくんだけ。暗い夜におにごっこをしたら、どろんこに。

 


『おやすみなさいフランシス』

文/ラッセル・ホーバン
絵/ガース・ウィリアムズ
訳/まつおか きょうこ
定価/880円(税込)
対象/4歳から
福音館書店
1966年7月1日発行

時計が夜の7時をしらせると、フランシスの寝る時間です。まずミルクを飲み、お休みのキスをして、ベッドに入ります。ところが、ちっとも眠くなりません。そのうちに、部屋の中にトラがいるような気がして心配になり、おとうさんとおかあさんのところへ。もう一度キスをしてもらいふとんに入りますが、今度は部屋に大男がいる気がしてねむることができません。さてさて、フランシスはぶじに眠りにつくことができるのでしょうか?

 


『ぐうぐうぐう』

作/五味 太郎
定価/1100円(税込)
対象/幼児から
文化出版局
1982年7月25日発行

ぐうぐうと寝てばかりいるくじらくんがいました。ガールフレンドがきても、飛行機がぶつかっても、ぐうぐうぐう。ゆったりとした生き方が伝わります。

西川季岐(編集長)

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