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働き方や育休の取得方法、父親の育児参加に対する意識が変わりつつあるなかで、親子の時間を最大化できるのは、乳幼児期の0.1.2歳。
エンブックスでは、そんな今こそ「親子で一緒に楽しめる」をコンセプトにした赤ちゃん絵本をお届けするため、予約購入という形でクラウドファンディングを開始します。

今回のプロジェクトでは2作品が同時進行、夏頃の出版を目指します。
創作をご一緒する作家は2016年度「ボローニャ国際絵本原画展」入選作家のmiyauniさんと、2012年度「ピンポイント絵本コンペ」で最優秀賞を受賞した日隈みさきさんです。
いずれも親子のコミュニケーションを促す楽しい仕掛けを盛り込む予定です。

目標金額の80万円は印刷・製本代として活用させていただきます。絵本の販売予定価格1200円から支援をすることができます。

昨年からコツコツと準備を進めてきた赤ちゃん絵本プロジェクトがついに始動します。夏頃の出版に向けて、たくさんの応援をどうぞよろしくお願いいたします!

 


▶赤ちゃん絵本プロジェクト


期間:7月24日23:59まで

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◎仕様

こんなこみつけた『こんなこみつけた』
ぶん・え/加藤 麻希
定価/2750円(本体2500円+税)
対象/幼児から
2014年4月20日発行

32Pハードカバー製本(カバーなし)
サイズ/幅200×高264mm
ISBN 978-4-905287-12-4

*この絵本は受注生産でお届けします

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◎概要

おもちゃ職人が10匹の「くまのこ」のぬいぐるみを作り終えた夜、誰もいなくなったアトリエで「くまのこ」たちは突然命を宿します。
登場するキャラクターはいずれも愛らしく、色やカタチ、性格までまさに十人十色。たった一晩の遊びを通して、彼らの「個性」が魅力的に、良し悪しなく描かれます。
「個性」とは決して特別なものではなく、みんなが当たり前に持っているものだと改めて気がつく優しい作品です。

 


◎作家プロフィール

加藤 麻希
2009年、東京造形大学 美術学部 絵画専攻 卒業。エッチング技法を用いた平面的構成の表現を得意としている。

 


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◎仕様

まーくんとむしのこえ『まーくんとむしのこえ』
ぶん・え/日隈 みさき
定価/2750円(本体2500円+税)
対象/幼児から
2015年6月20日発行

32Pハードカバー製本(カバーなし)
サイズ/幅200×高264mm
ISBN 978-4-905287-20-9

*この絵本は受注生産でお届けします

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◎概要

昆虫図鑑を手に、庭の虫を観察することがマイブームの男の子まーくん。
偶然、シジュウカラに食べられかけた青虫を助けたことで、「虫の国」へと案内されます。実は、王子だったあおむしの計らいで、まーくんはあっというまに虫の国のヒーローに。王女さまからも、たいへん感謝され、まーくんは立派な会場で開催される「音楽会」に招待されます。
披露された歌には、不思議と聞き覚えが? 本を閉じた後、本当の虫の声に耳を傾け、その意味を確かめたくなるでしょう。

 


◎作家プロフィール

日隈みさき
1986年、三重県四日市市生まれ。2012年度「ピンポイント絵本コンペ」で最優秀賞を受賞した後、『ともだちや』などでお馴染みの童話作家・内田麟太郎さん作『ゴリラでたまご』でデビュー。赤ちゃん絵本『なでてなでて』『こちょこちょこちょ』はいずれもエンブックス発行。
▶ https://www.hinokumamisaki.com/

 


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◎仕様

トトとココのパーティー『トトとココのパーティー』
ぶん・え/とね さとえ
定価/2750円(本体2500円+税)
対象/幼児から
2013年6月20日発行

32Pハードカバー製本(カバーなし)
サイズ/幅200×高264mm
ISBN 978-4-905287-24-7

*この絵本は受注生産でお届けします

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◎概要

ようやくやんだ長い雨がうれしくて、パーティーを計画する小さな猫のトトとココ。友だちを呼んで、ごちそうもたくさん作って、あと少しで準備完了——だったのに、おっちょこちょいのトトが大失敗をしてしまいます。
そこへ、招待された友だちがぞくぞくとやってくるのですが、さてパーティーはちゃんと始まるのでしょうか? ヨーロッパを拠点に世界で活躍する刀根里衣の日本デビュー作品。

 


◎作家プロフィール

刀根 里衣
1984年、福井県生まれ。2007年、京都精華大学デザイン学部ビジュアルコミュニケーション学科卒業。イタリア・ミラノを拠点に創作活動を行い、2013年に『ぴっぽのたび』(NHK出版より2014年11月発行)で「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」SM国際出版賞を受賞。

 


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◎仕様

おいしいものいっぱい『おいしいものいっぱい』
ぶん・え/かがや かなこ
定価/2750円(本体2500円+税)
対象/幼児から
2014年10月20日発行

32Pハードカバー製本(カバーなし)
サイズ/幅200×高264mm
ISBN 978-4-905287-16-2

*この絵本は受注生産でお届けします

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◎概要

おいしいものをいろいろ食べるために「おおきなからだになりたい」女の子と、大好物をたくさん食べるために「ちいさくなりたい」オオカミ。
そんなふたりの夢が、ある朝とつぜん叶います。よろこんだふたりは、とびきりの朝食を用意して「しあわせ!」な気分になります。
ところが、食べれば食べるほど嬉しい気分が離れていくみたい。子どもも、大人も、一度は見たことがあるだろう夢を通じて、しあわせが案外身近にあることに気づきます。

 


◎作家プロフィール

加賀谷奏子
秋田県出身。2009年、秋田公立美術工芸短期大学卒業。在学中の2008年に「タリーズ ピクチャーブックアワード」入選。卒業制作展では優秀賞を受賞。2011年には武蔵野美術大学を卒業し、イラストレーターに。2014年に「ボローニャ国際絵本原画展」に入選。
▶ http://kagayakanako.com/

 


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◎仕様

ジャンプ!『ジャンプ!』
ぶん・え/なかの 真実
定価/2750円(本体2500円+税)
対象/幼児から
2013年11月20日発行

32Pハードカバー製本(カバーなし)
サイズ/幅200×高264mm
ISBN 978-4-905287-08-7

*この絵本は受注生産でお届けします

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◎概要

冬が近づくと北極海から南の海へ、数千キロメートルを移動するザトウクジラ。その生態の真に迫った「かがく絵本」であり、同時に雄大な「物語絵本」でもあります。
作品を開いた子どもたちは、まず圧倒的な描写力におどろくに違いありません。そして、無数の緻密な線で描かれたモノクロの世界に、好奇心と想像力をかきたてられてページをめくることになるでしょう。

 


◎作家プロフィール

なかの 真実
1984年、神奈川県生まれ。2007年に武蔵野美術大学 造形学部 視覚伝達デザイン学科卒業。ミリペンで動植物の細密画を中心に制作。書籍の表紙や挿絵などを手がける。福音館書店発行の大型図鑑絵本「いきものづくし ものづくし 4」では「しろくろのいきもの」を担当。
▶http://nakanomami.net/

 


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ちょうど僕が就職活動をしていた時代、入社試験に「だんご3兄弟について述べよ」という問題があったことを鮮明に覚えています。それくらい「だんご3兄弟」は大ブームを起こしました。

それを仕掛けたのが佐藤雅彦さんで、僕の最も尊敬するクリエイターのひとりです。
名前は知らなくても、湖池屋の「ポリンキー」やNECの「バザールでござーる」のテレビコマーシャルを記憶している人は多いと思いますし、あるいはソニーから発売されたパズルゲーム「I.Q」にハマった人、NHKの「ピタゴラスイッチ」に釘付けになった人は、みんな佐藤さんのクリエイティブを楽しんだことのある人です。

その佐藤さんが2013年に紫綬褒章を授与された際のインタビューは、今でもときどき振り返ってみています。ずっと表現に関わってきたトップランナーの言葉は、貴重な先人の知恵です。

人類の歴史で、これほど簡単に誰でも先人の知恵を共有できたことはありません。そのため、知っていることの優位性は薄れますが、圧倒的に高いステージから創作をスタートできることは幸運な時代だと思います。

 


 

(以下、インタビューより抜粋)

ジャンプをするために大切なのは、うまく待つことと、ものすごく研究すること

表現を解釈する人、テレビだったら視聴者、書籍だったら読者は鑑賞者としてプロだと思っています。
受け取る人にとって、「あ、これは新しい分かり方だ」ということがないと、その表現を認めてもらえません。いつもそこで何らかのジャンプが行われなくちゃいけません。過去の表現を流用したりすると軽く見抜かれてしまいます。
やったことがなくて、やられたことがなくて、まだ言語化されてないけれど「これは面白いんじゃないか」というものを見つけること。ジャンプしたあかつきには言語化できます。大切なのは、うまく待つことと、ものすごく研究することだと思います。

 


作り方をつくる。自分の「表現方法論」をつくって具体的にする

コマーシャルを作っていた時期は、作り方をつくっていました。
自分の表現方法論を作っては、それを具体的に、例えばトヨタ自動車から「カローラⅡ」の依頼がきたら「映像は音から作る」という方法論で「カローラⅡに乗って♪」と小沢健二が歌ったら、すごくカローラⅡのブランドが上がるとか。
NECから店頭フェアのCMをやりたいと言われた時、いいネーミングがないという時は「濁音時代」という方法論がありました。「ダースベイダー」「午後の紅茶」とか濁音がやけに強いという方法論ですが、そのときに「バザールでござーる」や「だんご3兄弟」など「濁音時代」での方法論で作りました。
その時から表現方法論を作っては試していました。何百本も作った後に自分はこの表現方法を作りたかったんだということが分かりました。

 


新しいものを作るとき、作り方が新しければおのずとできたものも新しい

新しいものを作るとき、作り方が新しければ自ずとできたものも新しいということを教えています。
みんなに言っているのは、作り方を作るということです。いきなりマニュアルを教わって作るというやり方もあるが、そうではなくて作り方を作る。
テレビコマーシャルの作り方を「音から作る」とか、それまでの作り方をちょっと変えたんです。そうすると、みんな「なんか違うぞ」と思う。表現を目指している人たちではなく、新しい製品や新しい事業を作る人にもそう大学で教えています。自分の作り方ってすごく自分のオリジナルがそこに入ります。

 


子ども時代に何かに熱中したことがある人は本当の面白さを知っている

小さいころ虫も魚も、遊びも自分で作ってものすごく夢中になっていました。
「study」だと勉強と訳すが、その語源はラテン語の「studious」で夢中になる、熱中する状態のことです。「studious」になることを覚えた子どもだったら、将来表現をやろうと、研究をやろうと、物を作る人になろうと集中の仕方がわかっているので自分のやりたいことに到達できます。
一番いけないのは体裁だけを整えて「こっちのほうが見映えがいい」とか表面だけのことを覚えて取り繕うことだけが巧みになると。
一度熱中した経験がある子は何が本当に面白いのか分かります。「これが面白いですよ」とかいっぱい情報がありますが、そのときに大事なのは自分の考え、自分の意見です。「なんだつまんないじゃないか」とか「なんか世の中間違っているな」と思ってもいいと思います。

 


考えの整頓『ベンチの足』

定価/1980円(税込)
暮しの手帖社

 


『考えの整頓』

定価/1760円(税込)
暮しの手帖社

 


『新しい分かり方』

定価/2090円(税込)
中央公論新社

 


『このあいだに なにがあった?』

定価/990円(税込)
福音館書店

 


『なにかがいる』

定価/990円(税込)
福音館書店

 


『中を そうぞうしてみよ』

定価/990円(税込)
福音館書店

 


『コんガらガっち どっちにすすむ? の本 』

定価/1320円(税込)
小学館

 


『もぐらバス』

定価/1100円(税込)
偕成社

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オリジナル絵本の製本サービス「エホンリー」では、これまでペーパーバック絵本については A5サイズ(幅148 × 高210ミリ)のみご利用いただけましたが、今回新たに人気のハードカバー絵本と同サイズ(幅200 × 高264ミリ)のペーパーバック絵本をお選びいただけるようになりました。

どなたでも絵本作家になった気分で、お子さまのためにあるいはお子さまとご一緒に、世界中のどこの本屋さんにも売っていない特別な1冊を創作してもらえたらうれしいです。

仕様の詳細や絵本づくりのヒント、ハードカバー絵本とペーパーバック絵本の違いなどはサービスページからご覧いただけます。また、わかりにくいことがございましたら、いつでもお気軽にエンブックスまでお問い合わせください。

▶オリジナル絵本の製本サービス「エホンリー」

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目次

  1. 2008年度 IBBY世界大会 レポート①
  2. 2008年度 IBBY世界大会 レポート②

 


IBBY大会テーマは「歴史の中の物語」

 

隔年で開催されるIBBY(国際児童図書評議会)の世界大会。2008年はデンマークの首都コペンハーゲンで行われました。大会といっても、何かを競い合ったりするものではなく、各国の児童書における研究報告や今後の展望について話をする大真面目な場です。

北欧デザインで知られるように、コペンハーゲンの街はやはり洗練されたナチュラルなイメージがあります。少し散策すると目に入ってくるのは、鮮やかな花、やさしい色の壁、豊かな水。そして、幼い子どもを乗せてのんびり走る自転車の多いこと。

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レセプションはチボリ公園で開催されました。チボリ公園は1843年に開園した世界最古のテーマパークで、中央駅に近い街の真ん中に広大な敷地を有し、観覧車やメリーゴーランドがあります。

通されたのは、公園の一角にある、こじんまりとした、でもとても雰囲気の良い劇場です。世界各国から集まったおよそ400人で席はいっぱい。いろんな国の言葉が飛び交う客席は、それだけでも楽しい舞台の一幕のようです。

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オープニングは、ピアノの演奏があったり、子どもたちによる合唱があったり、絵本を題材にした劇があったりと、どれもステキな演出のおもてなしで、会場全体がごきげんな空気に包まれます。

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王女様にも会えた国際アンデルセン賞授賞式

 

華やかなプログラムのあとは一転、司会者がしばしの静寂へと誘います。静寂のまま、一同起立。扉からゆっくりと入っていらっしゃったのは、デンマークのマルガレーテ王妃です。絵本の世界ではなくて、現実の世界の王女様の登場に、会場が一気に盛り上がります。

「小さなノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞は、この世界大会で発表されます。世界中の児童文学にかかわる作家の中から、作家賞と画家賞のそれぞれ、たったひとりずつが選出されます。


2008年度の受賞者

作家賞
ユルク・シュービガー(Jürg Schubiger、スイス)
画家賞
ロベルト・イノチェンティ(Roberto Innocenti、イタリア)


舞台の上では、マルガレーテ王妃から、現在の世界最高峰の童話作家と絵本画家のふたりへ、アンデルセンの肖像を象った金メダルが贈られました。金メダルも眩しかったけど、3人の立ち居振る舞いがそれ以上に眩しくて、本当に夢のような時間でした。

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ロベルト・イノチェンティさんとの赤面エピソード

 

授賞式後のパーティ会場に、イノチェンティさんを見つけた僕は、思い切って「授賞式とっても素晴らしかったです」と、声をかけました。それでおもむろに、当時勤めていた会社案内を差し出すと「ぜひ一度ウチの絵本を読んでみてください」と、お願いしました。

すると、仕立てのいいスーツから、これまた仕立てのいいペンを取り出して、さらさらとサインを書くと「はい、どうぞ」と、会社案内が僕の手元に戻ってきました。きっと連日のサイン攻めで、無意識に反応してしまったに違いありません。お茶目な絵本作家さんのおかげで、とても大切な宝物ができました。

その後、少しのイタリア語を話す日本人が珍しかったのか、視線が合うたびに挨拶を交わしてくれるイノチェンティさん。すっかり打ち解けた気分になって「チャオ、ロベルト」なんて気さくに声をかけていましたが、今となってはアンデルセン賞画家の懐の深さがわかる赤面エピソードです。

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国境のない多様な空間で感じた大切なこと

 

翌日からはいくつかの会場に分かれて、様々なテーマを掲げた講演や勉強会が行われました。こうやって各国の児童書事情を共有し、良いところも、課題も含めて、またそれぞれが持ち帰り、次の創作につなげていきます。

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大会最終日は、コペンハーゲン市長の計らいで、市庁舎の1階フロアは世界中の絵本作家によるイラストレーション原画展会場になりました。絵を眺める人。絵について談笑する人。作家の名前をメモする人。絵と一緒に写真におさまる人。

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2階フロアは今夜のための特別なパーティ会場に。重たそうなシャンデリアが天井からぶら下がり、テーブルはどこまでも長く、向こう側がぼんやりするほどです。

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テーブルにはデンマークのごちそうが並びます。食器はすべてロイヤルコペンハーゲン。デンマークのデンマークらしいおもてなし。まるで映画の中の貴族にでもなったような気分で、ナイフとフォークの持ち方まで上品になるようです。料理をお皿に盛りながら、テーブルに沿って歩きます。硬い石の床は、歩く度にコツコツと革靴の底を心地よく響かせます。「こんばんは」「ごきげんよう」おいしい食事に会話も弾みます。

ここに国境はなく、とても穏やかで、平和で、それでいてエキサイティングな時間が流れます。実はこれこそが世界大会の醍醐味であって、そのことを知るために、あるいは思い出すために隔年で集まるようになったのかと思いました。僕たち絵本にかかわるもの全てが、子どもたちに伝える大切なことのひとつとして、この素晴らしい数日間の体験を心に留めておきたいです。

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