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オランダで「ナインチェ(Nijntje)」と呼ばれ、子どもたちに親しまれているのは、日本でもおなじみの「ミッフィー」、あるいは「うさこちゃん」です。
ミッフィーが生まれた故郷で、この絵本を手に取る感激。せっかくの機会なので、図書館員の女性に読み聞かせをしてもらえないかとお願いしてみました。
「わたしが?」ハニカミながらあっさりOKしてくれました。
ミッフィーの母国オランダ語でしばし聞き入ります。もちろん……意味は全然わかりません。全然わからないけれど、なんだかとっても良いのです。
一冊の絵本を読み終えるまでは、ほんのわずかな時間です。でも、とてもきらめいた時間でした。オランダの子どもたちはこうして「ナインチェ」に親しんでいくんですね。
こういう体験は、絵本の翻訳にきっと役に立つと思います。だって翻訳が難しいのは、原作の文の「調べ(=リズム)」をどう再現できるかだから。
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