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『ぺんぎんたいそう』

作/齋藤 槙
定価/880円(税込)
対象/0歳から
福音館書店
2016年6月5日発行

「ぺんぎんたいそうはじめるよ。いきをすって~、はいて~。くびをのばして~、ちぢめて~。おなかとあたまをぴったんこ」。水族館や動物園でおなじみのペンギン。そのユニークな動きや、伸び縮みをして姿かたちが変わる様子は、まるで体操をしているかのようです。読みながら、思わず身体が動いてしまう絵本ができました。絵本を読んだあとは、ぜひ、お子さんといっしょに体操して楽しんでみてください。

 


『ぴょーん』

作・絵/まつおか たつひで
定価/858円(税込)
対象/0歳から
ポプラ社
2000年6月発行

「かえるが……ぴょーん」「こねこが……ぴょーん」。ページをめくると次々にいろんな動物がジャンプします。くりかえしが楽しい絵本です。

 


『まるまるまるのほん』

作/エルヴェ・テュレ
訳/谷川 俊太郎
定価/1430円(税込)
対象/0歳から
ポプラ社
2010年6月発行

はじめは、きいろいまるがひとつ。きいろいまるをおしてページをめくると、きいろいまるがふたつになりました! おしたり、こすったり、くりっくしたり、かたむけたり、ゆすったり。すると、えほんのまるが、まるでいきているようにうごきだします。赤ちゃんから大人まで、すべての人の感じる心へ届けたい、絵本の可能性に挑戦した新感覚絵本。

 


『くだもの』

作/平山 和子
定価/990円(税込)
対象/2歳から
福音館書店
1981年10月20日発行

すいか、もも、ぶどう、なし、りんごなど、日常子どもたちが食べるくだものを、まるで実物かと思わせるほど鮮やかに描いた、いわば果物の画集。

 


『きんぎょがにげた』

作/五味 太郎
定価/990円(税込)
対象/2歳から
福音館書店
1982年8月31日発行

きんぎょが1ぴき、金魚鉢からにげだした。どこににげた? カーテンの赤い水玉模様の中にかくれてる。おや、またにげた。こんどは鉢植えで赤い花のふり。おやおや、またにげた。キャンディのびん、盛りつけたイチゴの実の間、おもちゃのロケットの隣……。ページをめくるたびに、にげたきんぎょがどこかにかくれています。子どもたちが大好きな絵探しの絵本。小さな子も指をさしながらきんぎょを探して楽しめます。

 


『ふうしてあそぼ』


作/はるの まい
定価/1320円(税込)
対象/赤ちゃんから
エンブックス
2018年9月25日発行

「ふうーっ」と息を吹きかけて遊ぶ、赤ちゃん向け体感型絵本です。「せえのっ」の声がけにあわせて、親子で「ふう」してページをめくれば、「ぽわーん」と見開きいっぱいに風船がふくらんだり、ラッパからは「ぷっぷっぷーっ!」と楽しい音が出たり……。1.2のリズムで繰り返し展開するシンプルな構成、擬人化して描かれたモチーフたちの変化と、ユーモラスな言葉(音)で、赤ちゃんでも楽しく遊ぶことができます。

 


『おばけとかくれんぼ』

作/新井 洋行
定価/990円(税込)
対象/3歳から
くもん出版
2014年7月発行

おばけのおうちの「ドアをノックして」みたり、赤いところを「ポチッ!とおして」みたり、せーので思い切り「手をたたいて」みたり、絵本の中で言われたとおり、手や声を使って絵本に触ってみます。それからページをめくってみると、すごい! お話が進んでいきます。

 


『おおかみだあ!』

文/セドリック・ラマディエ
絵/ヴァンサン・ブルジョ
訳/谷川 俊太郎
定価/1210円(税込)
対象/3歳から
ポプラ社
2014年3月発行

ページをめくると、おおかみが近づいてきて、絵本を傾けると、おおかみがごろごろ転ぶ。読者が絵本の世界を動かす新感覚絵本。

 


『ぜったいに おしちゃダメ?』

作/ビル・コッター
定価/1078円(税込)
対象/幼児から
サンクチュアリ出版
2017年8月26日発行

この絵本のたった1つのルールは「このボタンを押しちゃダメ」ということ。でも、不思議なモンスターが「おしたらどうなるんだろう?」と誘惑してきます。誘惑に負けてボタンを押すと、モンスターが黄色くなったり、水玉になったり、何匹にも増えたりと大さわぎ。絵本をふったり、おなかをこすったりして、モンスターをもとの姿にもどしてあげましょう。

 


『コんガらガっち どっちにすすむ? の本』

作/ユーフラテス
定価/1320円(税込)
対象/幼児から
小学館
2009年3月17日発行

いるかともぐらがこんがらがってできた生物「いぐら」が、旅をしたり、ごはんを食べたり、道に迷ったり……ページをめくると「あっ」とおどろく、新アイディアがいっぱいの絵本です。幼児から大人まで、今までにない楽しい読書体験をお約束します。作者のユーフラテスは「ピタゴラスイッチ」を制作しているクリエイティブ・グループです。

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ヨーロッパにおける絵本のルーツは印刷技術の進歩とともに

 

絵本の歴史をたどっていくと、そのルーツが印刷技術の進歩とともにあることがわかります。
1445年にドイツで、ヨハネス・グーテンベルクが活版印刷技術を発明すると、これに興味を持ったウィリアム・キャクストンが、1476年にイギリスで最初の印刷所をはじめました。そこで、 キャクストンは、フランス語版「イソップ物語」を英語版に翻訳したり、『アーサー王伝説』や『マビノギオン』などのイギリス文学の宝を掘り起こしました。

『アーサー王の死』

著/トマス・マロリー
定価/1100円(税込)
ちくま文庫
1485年発行

 


17世紀後半まで子どもに喜ばれなかった子どもの本

 

ただし、こうした文学は上流階級の大人向けに出されたもので、子どもを対象とした本も、親が喜ぶことを前提とした、しつけや教育を目的とした「教科書」的なものに限られました。
それは1600年代後半にチャップ・ブック(Chapbook)が一般に浸透するまで続きます。チャップ・ブックとは、4、8、12、16、24ページで構成されたポケットサイズの安価な冊子です。内容は、宗教的なもの、幽霊話や占いといった超自然的なもの、昔話、笑い話、伝説、ABCの本やそれに類したものとさまざまなものがありました。そのころから少しずつ挿絵が入るようになりました。

 


「子どもを楽しませる」新しい価値の夜明け

 

本当の意味で、はじめて「子どもを楽しませるための本」を本格的に出版したのは、ロンドンの書籍商ジョン・ニューベリーです。
1744年に出された『小さなかわいいポケットブック(A Little Pretty Pocket Book)』 は、子どもに楽しみを与えた最初の本と言われています。古い時代の教訓的要素を含みながらも、子どもの興味を引き出し、遊ばせながら学ばせるようにユーモラスな挿絵を使いました。
彼は児童文学の父と称され、最も優れた児童文学者に与えられる「ニューベリー賞」は、世界で最も古く権威のある文学賞のひとつです。


▲ジョン・ニューベリーの出版物の中で最もよく読まれたものの一つ『くつふたつの物語』。初版1765年

 


日本でも手に入るイギリスのおすすめ絵本&文学

 

『ピーターラビットのおはなし』

作・絵/ビアトリクス・ポター
訳/いしい ももこ
定価/770円(税込)
対象/4歳から
福音館書店
原作/1902年10月発行

いたずらっこのピーターは、お母さんの言うことを聞かず、マグレガーさんの畑に忍び込みます。れたすやさやいんげん、はつかだいこんを食べた後、ぱせりを探していると、目の前に現れたのはマグレガーさん。怒ったマグレガーさんはピーターを追いかけます。何度かマグレガーさんに捕まりそうになりながら、上着も靴もなくして命からがら逃げ帰ったピーター。疲労困憊のピーターに、お母さんは煎じ薬を飲ませてくれました。

 


『ビロードのうさぎ』

作/マージェリィ・ウィリアムズ・ビアンコ
絵/酒井 駒子
定価/1650円(税込)
対象/幼児から
ブロンズ新社
原作/1922年発行

ある日、ぼうやのもとにやってきたビロードのうさぎ。子どもに心から愛されたおもちゃにおとずれる「子どもべやのまほう」の話を耳にします。やがて、ぼうやにとってかけがいのないものになったうさぎは……

 


『プーのはちみつとり』

文/A.A.ミルン
絵/E.H.シェパード
訳/石井 桃子
定価/1100円(税込)
対象/児童から
岩波書店
原作/1926年発行

クリストファー・ロビンにひきずられて階段の上からバタンバタンとクマのプーさん登場! くいしんぼうのプーさんは青い風船につかまって、ハチにばれないようにハチミツをとろうと大ふんとうしますが…….装いをあらたに一話読み切りでお届けする、これがプーさん最初のお話。

 


『かしこいビル』

作/ウィリアム・ニコルソン
訳/まつおか きょうこ、よしだ しんいち
定価/980円(税込)
対象/幼児から
ペンギン社
原作/1926年発行

メリーちゃんはおばさんの家に泊まりに出かけますが、人形のビルをうっかり忘れてしまいました。ビルは線路づたいに走って無事追いつきました。半世紀以上も子ども達に愛されてきた古典的名作。人形のビルは大好きなメリーが乗った汽車を追いかけ……細部まで心配りを感じる本。

 


『ねこのオーランドー』

作・絵/キャスリーン・ヘイル
訳/脇 明子
定価/2090円(税込)
対象/4歳から
福音館書店
原作/1938年発行

ご主人から念願の夏休みをもらったお父さん猫のオーランドーは、意気揚々と家族ぐるみのキャンプに出かけました。気持ちよく乾いた場所にテントを張って、いよいよキャンプの始まりです。オーランドーは、子猫たちにあやとりを教えたり、釣りを教えたり、ハイキングに出かけたりして、楽しく過ごします。そして最後の晩は、キャンプファイヤーを焚いて、歌ったり踊ったり…。猫たちの楽しそうな様子が、大型の画面一杯にあふれます。

 


『機関車トーマス』

文/ウィルバート・オードリー
絵/レジナルド・ダルビー
訳/桑原 三郎
定価/880円(税込)
対象/3歳から
ポプラ社
原作/1946年発行

ちびっこ機関車のトーマスは、いたずら好きであわてんぼう。トラブルをおこしては周囲をひやひやさせています。そんなトーマスの活躍を4つのお話で描きます。

 


『くまのパディントン』

作/マイケル・ボンド
絵/ペギー・フォートナム
訳/松岡 享子
定価/660円(税込)
対象/小学中学年から
福音館書店
原作/1958年発行

一度読み始めたらやめられない、おかしなおかしなクマのパディントンのお話の第1冊目。ブラウン夫妻がパディントン駅で見つけた子ぐまが、夫妻にひきとられ縦横無尽に活躍します。

 


『ロージーのおさんぽ』

作/パット・ハッチンス
訳/わたなべ しげお
定価/1320円(税込)
対象/3歳から
偕成社
原作/1967年発行

何も知らず散歩を楽しむめんどりのロージーと、あとを追いかけるきつねが織りなす、スリルあるドラマを“絵で語る”異色の絵本。

 


『おちゃのじかんにきたとら』

作・絵/ジュディス・カー
訳/晴海 耕平
定価/1650円(税込)
対象/4歳から
童話館
原作/1968年発行

ある日、ソフィーとお母さんがお茶の時間にしようとしていると、「ごめんください、お茶の時間にご一緒させていただけませんか」と毛むくじゃらのとらが入ってきます。お母さんは言います「もちろん、いいですよ。どうぞおはいりなさい」二人は次々に食べものをすすめ、それを、とらはぜんぶたべてしまいました。家中の食べものも飲みものもなくなってしまうまでです!

 


『さむがりやのサンタ』

作・絵/レイモンド・ブリッグズ
訳/すがはら ひろくに
定価/1320円(税込)
対象/4歳から
福音館書店
原作/1973年発行

「やれやれまたクリスマスか!」面倒くさそうに目を覚ましたのは、サンタクロース。寒さに愚痴をいい、煙突に文句をいいながら町の子どもたちにプレゼントを配ります。南の島に憧れながら、一日の仕事をおえると、お風呂にはいり、ビールを一杯飲んで、ごちそうを楽しみます。トナカイたちにおいしいえさをあげることも忘れていません。皮肉屋だけど実はやさしい、人間味あふれるサンタクロースを描いたクリスマスにぴったりの絵本です。

 


『チムとゆうかんなせんちょうさん』

作/エドワード・アーディゾーニ
訳/せた ていじ
定価/1430円(税込)
対象/5、6歳から
福音館書店
原作/1974年発行

船乗りになりたくてたまらないチムは、お父さんやお母さんに内緒で大きな汽船に乗り込みます。チムを見つけた船長さんは、チムを叱りつけ、ただで船に乗るなら、しっかりと働くようにと甲板そうじを命じます。チムは一生懸命働き、船乗りたちや船長さんにも少しずつ認められる存在となります。そんなある夜、船が岩にぶつかり座礁してしまいます。船に取り残されたチムと船長さん。ふたりが絶対絶命を覚悟したそのとき……。

 


『ゆきだるま』

絵/レイモンド・ブリッグズ
定価/1430円(税込)
対象/幼児から
評論社
原作/1978年発行

少年のつくったゆきだるまが、真夜中にうごきだした! 少年は家の中をあんないし、ゆきだるまは少年をつれて空をとび、遠い外国の町をみせてくれます。そして朝がきて……。少年とゆだるまが楽しくあそんだ、ファンタスティックな一夜のできごと。

 


『もものきなしのきプラムのき』

作/ジャネット・アルバーグ
絵/アラン・アルバーグ
訳/佐藤 凉子
定価/1430円(税込)
対象/幼児から
評論社
原作/1978年発行

ほんをひらいて、よくみてごらん。かくれているひと、みつけてごらん。おやゆびトム、シンデレラ、三びきのくまさん、ロビン・フッドなど、おなじみの童話の主人公たちが、絵の中のどこかにかくれています。

 


『ねえ、どれがいい?』

作/ジョン・バーニンガム
訳/松川 真弓
定価/1650円(税込)
対象/幼児から
評論社
原作/1978年発行

「ネコとボクシング……」「サルとくすぐりっこ……」「サイのしたじき……」つぎつぎと繰り出される、ギョッとおどろく選択肢。子どもたちは「どれもイヤだ~!」と言いながら大よろこびで、こっちかな~、あっちかな~、と悩みます。

 


『すきですゴリラ』

作・絵/アンソニー・ブラウン
訳/山下 明生
定価/1540円(税込)
対象/幼児から
あかね書房
原作/1983年発行

ハナはゴリラがだいすき。いつも忙しいお父さんは動物園にもつれていってくれません。でも誕生日の真夜中ふしぎな事が……。

 


『パンやのくまさん』

作・絵/フィービ&セルビ・ウォージントン
訳/まさき るりこ
定価/1100円(税込)
対象/3歳から
福音館書店
原作/1987年発行

パンやのくまさんは、朝早く起きて、パンやパイ、お誕生日のケーキを作ります。パンがほかほかに焼きあがると、車にパンをつみこみ売りに行きます。パンが売れると、次はお店に帰りお店番。仕事が終わると、お店の奥の家に帰って、暖炉の前で晩ごはんを食べ、今日いただいたお金を数えた後、2階に上がって眠るのです。こうして淡々と、そしてきっちりと、パンやさんの仕事をこなすくまさんの絵本です。

 


『きょうはみんなでクマがりだ』

再話/マイケル・ローゼン
絵/ヘレン・オクセンバリー
訳/山口 文生
定価/1650円(税込)
対象/幼児から
評論社
原作/1989年発行

「きょうは みんなで クマがりだ。そらは すっかり はれてるし こわくなんか あるもんか!」。リズミカルな文章と、ダイナミックなイラストで人気の絵本です。

 


『ぜったいたべないからね』

作/ローレン・チャイルド
訳/木坂 涼
定価/1540円(税込)
対象/3歳から
フレーベル館
原作/2000年発行

チャーリーのいもうとローラには、きらいなたべものがたくさん! とくにトマトは「ぜったい」いやなんですって。 チャーリーは、なんとかしてローラにたべさせようとするのですが……?

 


『もっかい!』

作・絵/エミリー・グラヴェット
訳/福本 友美子
定価/1320円(税込)
対象/3歳から
フレーベル館
原作/2011年発行

おやすみ前の絵本の時間。もっかい読んでほしいのに、だめだよママが先に寝ちゃうなんて! 遊び心いっぱいの絵本です。

 


『クレヨンからのおねがい!』

文/ドリュー・デイウォルト
絵/オリヴァー・ジェファーズ
訳/木坂 涼
定価/1650円(税込)
対象/4歳から
ほるぷ出版
原作/2013年発行

ケビンが絵をかこうとクレヨンの箱を取り出すと、ケビン宛の手紙の束が。それは、クレヨンからの手紙でした……ユーモアあふれる視点で、クレヨンたちの気持ちを代弁したユニークな作品。

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目次

  1. 0歳からのファーストブックに 前編4タイプ 12選
  2. 0歳からのファーストブックに 後編4タイプ 12選

 


◎読んであげると音が楽しい

 

『じゃあじゃあびりびり』

作・絵/まつい のりこ
定価/660円(税込)
対象/1歳から
偕成社
1983年7月発行

「じどうしゃ ぶーぶーぶーぶー」「みず じゃあじゃあじゃあ」、楽しく明解な絵とリズミカルなことば。音から物を認識する絵本です。

 


『もこ もこもこ』

作/谷川 俊太郎
絵/元永 定正
定価/1430円(税込)
対象/赤ちゃんから
文研出版
1977年4月発行

「しーん、もこもこ、にょきにょき」とふくれあがったものは、みるまに大きくなってパチンとはじけました。詩人と異色の画家がおりなす不思議でおかしな世界の絵本。

 


『わんわん わんわん』

文・絵/高畠 純
定価/1100円(税込)
対象/赤ちゃんから
理論社
1993年1月発行

イヌが1匹「わんわん わんわん」。そこへネコがやってきて「ニャーゴ ニャーゴ」。ブタさんもやってきて「ぶひっ ぶひっ」。さらには、ウシさん「ンモー ンモー」、ニワトリさんも「クワッ クワッ クワッ」、ヤギさん登場「めへー めへー」。みんなで一緒にあそんでいると、そこへ「プォーン」と大きな泣き声。ゾウがゴリラを引きつれて通りすぎた。神妙な面持ちで口を閉ざし、ゾウとゴリラを見届けたなら、あとはもうみんなで大騒ぎ。

 


◎繰り返しの展開が大好き

 

『ぴょーん』

作・絵/まつおか たつひで
定価/858円(税込)
対象/0歳から
ポプラ社
2000年6月発行

「かえるが……ぴょーん」「こねこが……ぴょーん」。ページをめくると次々にいろんな動物がジャンプします。くりかえしが楽しい絵本です。

 


『だるまさんが』

作/かがくい ひろし
定価/935円(税込)
対象/赤ちゃんから
ブロンズ新社
2008年1月発行

「だ・る・ま・さ・ん・が」左右にうごくだるまさん。ページをめくると……あらら、びっくり、大笑い。0歳の赤ちゃんから大人まで、ページをめくるたび笑いの渦に引きこまれる、とびきりゆかいな絵本です。

 


『がたん ごとん がたん ごとん』

作/安西 水丸
定価/880円(税込)
対象/0歳から
福音館書店
1987年6月30日発行

がたんごとんがたんごとんと、まっ黒な汽車がやってきます。駅で待っているのは哺乳瓶。「のせてくださーい」と言って汽車に乗り込みます。ふたたび出発し、がたんごとんと次の駅へ行くと、こんどはコップとスプーンが「のせてくださーい」。さらに次の駅では、リンゴとバナナが、ネコとネズミが「のせてくださーい」。みんなをのせて汽車は「がたんごとん」と終着駅へ。そこは……。

 


◎色とカタチで視線をくぎづけにする

 

『まるさんかくぞう』

作/及川 賢治、竹内 繭子
定価/946円(税込)
対象/赤ちゃんから
文溪堂
2008年4月発行

いろんな色といろんなかたち。はじめての絵本にピッタリです。まる、さんかく、しかく。さんかく、ぞう、まる。鮮やかな色と、斬新なデザイン、シンプルな言葉と絵。色と形の認識がまだ未完の赤ちゃんが認識しやすい色と形、ことばの絵本です。

 


『ごぶごぶ ごぼごぼ』

作・絵/駒形 克己
定価/880円(税込)
対象/0歳から
福音館書店
1999年4月15日発行

「ぷーん」「ぷくぷくぷく」「ぷぷぷ」などの音(言葉)の響きやリズムの楽しさを、色あざやかなオレンジ、赤、青などの丸の動きで子どもたちに届けます。

 


『もいもい』

作/市原 淳
監修/開 一夫
定価/1540円(税込)
対象/赤ちゃんから
ディスカヴァー・トゥエンティワン
2017年7月13日発行

東京大学あかちゃんラボ発。あかちゃんといっしょに作ったあかちゃんのための絵本です。

 


◎身近な暮らしをテーマに描いた作品

 

『くだもの』

作/平山 和子
定価/990円(税込)
対象/2歳から
福音館書店
1981年10月20日発行

すいか、もも、ぶどう、なし、りんごなど、日常子どもたちが食べるくだものを、まるで実物かと思わせるほど鮮やかに描いた、いわば果物の画集。

 


『ねないこだれだ』

作・絵/せな けいこ
定価/770円(税込)
対象/1歳から
福音館書店
1969年11月10日発行

夜の9時です。「とけいがなりますボンボンボン」こんな時間におきているのはだれだ? ふくろう、くろねこ、どろぼう……。いえいえ、夜中はおばけの時間。あれ? まだ寝ていない子がいますよ。おばけになってとんでいけ! おばけがなかなか寝ない子をおばけの世界に連れていってしまいます。シンプルなはり絵と独特のストーリーで、子どもたちをひきつけてやまない赤ちゃん絵本です。

 


『おつきさまこんばんは』

作/林 明子
定価/880円(税込)
対象/0歳から
福音館書店
1986年6月20日発行

静かな夜の空。ネコが寝そべる屋根の上が明るくなって、しだいに金色に輝くまん丸いお月さまがでてきた。「お月さまこんばんは」。ところが、そこに黒い雲やってきて、お月さまを隠してしまう。でも、だいじょうぶ。黒い雲は少しお月さまと話をして、また去って行った。ふたたびあらわれたお月さま、にっこり笑顔で「こんばんは」。まるで話かけてくるようなお月さまのやさしい表情に子どもたちも思わずにっこり。

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目次

  1. 0歳からのファーストブックに 前編4タイプ 12選
  2. 0歳からのファーストブックに 後編4タイプ 12選

 


◎親子でスキンシップしたくなる

 

『いないいないばあ』

文/松谷 みよ子
絵/瀬川 康男
定価/770円(税込)
対象/0歳から
童心社
1967年4月15日発行

「赤ちゃんだからこそ美しい日本語と最高の絵を」の想いから、日本初の本格的な赤ちゃん絵本として誕生して半世紀。はじめて出会う一冊として、世代を越えて読みつがれています。いないいない、ばあ。にゃあにゃが、くまちゃんが、ほらね、いないいない……。親子の伝承遊びを絵本に再創造した作品。

 


『くっついた』

作/三浦 太郎
定価/880円(税込)
対象/0歳から
こぐま社
2005年発行

ページをめくると……くっついた! そのくり返しが楽しいあかちゃん絵本。金魚、アヒル、ゾウ、サルが、思い思いのやり方で「くっついた」。最後は、あかちゃんをはさんで、お父さんとお母さんも一緒に「くっついた」。

 


『はいたっち』


作/からさわ ようすけ
定価/1320円(税込)
対象/赤ちゃんから
エンブックス
2019年1月29日発行

表紙を開くと、すぐに「はい たっち」。声に従い、そこに描かれたかわいい手に「たっち」して、ページをめくると……手の主が、よろこびいっぱい「にゃんっ」。あ、ネコさんの手だったんだ! と分かります。本の向こう側にいるいろんな動物たちと「たっち」して遊ぶ、体感型の赤ちゃん絵本。小さな手、大きな手、自分の手と似ている手と、色もカタチも様々。子どもの手形を「たっち」して残せるメモリアル・ページのおまけ付!

 


◎しかけで遊ぶ、アイデアで遊ぶ

 

『きんぎょがにげた』

作/五味 太郎
定価/990円(税込)
対象/2歳から
福音館書店
1982年8月31日発行

きんぎょが1ぴき、金魚鉢からにげだした。どこににげた? カーテンの赤い水玉模様の中にかくれてる。おや、またにげた。こんどは鉢植えで赤い花のふり。おやおや、またにげた。キャンディのびん、盛りつけたイチゴの実の間、おもちゃのロケットの隣……。ページをめくるたびに、にげたきんぎょがどこかにかくれています。子どもたちが大好きな絵探しの絵本。小さな子も指をさしながらきんぎょを探して楽しめます。

 


『ふうしてあそぼ』


作/はるの まい
定価/1320円(税込)
対象/赤ちゃんから
エンブックス
2018年9月25日発行

「ふうーっ」と息を吹きかけて遊ぶ、赤ちゃん向け体感型絵本です。「せえのっ」の声がけにあわせて、親子で「ふう」してページをめくれば、「ぽわーん」と見開きいっぱいに風船がふくらんだり、ラッパからは「ぷっぷっぷーっ!」と楽しい音が出たり……。1.2のリズムで繰り返し展開するシンプルな構成、擬人化して描かれたモチーフたちの変化と、ユーモラスな言葉(音)で、赤ちゃんでも楽しく遊ぶことができます。

 


『はらぺこあおむし』

作/エリック・カール
訳/もり ひさし
定価/1320円(税込)
対象/4歳から
偕成社
1976年5月発行

小さなあおむしは、もりもりと食べつづけて美しい蝶になりました。数や曜日の認識をおりこみ、穴あきのしかけをこらした斬新な絵本。

 


◎思わずまねっこしたくなる

 

『かお かお どんなかお』

作/柳原 良平
定価/880円(税込)
対象/0歳から
こぐま社
1988年発行

楽しい顔、悲しい顔、笑った顔、泣いた顔、いたずらな顔…。さまざまな顔の表情を大胆にデフォルメして切り絵で表現した“表情の絵本”。赤ちゃんはもちろん、幼児も絵本を見ながら百面相をして楽しんでいます。

 


『ぺんぎんたいそう』

作/齋藤 槙
定価/880円(税込)
対象/0歳から
福音館書店
2016年6月5日発行

「ぺんぎんたいそう はじめるよ。いきをすって~、はいて~。くびをのばして~、ちぢめて~。うでを ふって~、ぱたぱた ぱたぱた。おなかと あたまを ぴったんこ」。水族館や動物園でおなじみのペンギン。そのユニークな動きや、伸び縮みをして姿かたちが変わる様子は、まるで体操をしているかのように見えます。登場するペンギンは、大きさのちがう2匹のペンギン。読みながら思わず身体が動いてしまう絵本です。

 


『まねっこ おやこ』

文/おくむら けんいち
絵/マッティ・ピックヤムサ
定価/990円(税込)
対象/赤ちゃんから
ブロンズ新社
2016年1月発行

ライオンおかあさんが「ガオーー」。おとうさんも「ガオーー」。あかちゃんもまねして「キャオーー」。みんなそろって「ガオーー」。動物の親子が、そろって同じ動作をするなんともかわいらしい姿がユーモアたっぷりに描かれています。動きや声をまねしながら、コミュニケーションをたのしめるファーストブック。

 


◎言葉を獲得し始めたら簡単なおはなしも

 

『ちいさな うさこちゃん』

文・絵/ディック・ブルーナ
訳/いしい ももこ
定価/770円(税込)
対象/1歳から
福音館書店
1964年6月1日発行

うさぎのふわふわさんとふわおくさんはとっても仲良しです。あるひ、ふわおくさんのところに天使がやってきて、かわいい赤ちゃんが生まれました。ふたりは赤ちゃんに「うさこちゃん」という名前をつけます。太った牛ににわとり、たくさんの動物がうさこちゃんを見にやってきて、ふたりにお祝いの言葉を贈ります。

 


『しろくまちゃんのほっとけーき』

作/わかやま けん
定価/880円(税込)
対象/0歳から
こぐま社
1972年発行

しろくまちゃんがホットケーキを作ります。卵を割って、牛乳を入れて……。焼き上がったらこぐまちゃんを呼んで、二人で「おいしいね」。見開きいっぱいに描かれたホットケーキの焼ける場面は、子どもたちに大人気。

 


『どんどこ ももんちゃん』

作・絵/とよた かずひこ
定価/880円(税込)
対象/赤ちゃんから
童心社
2001年9月10日発行

ももんちゃんが、どんどこどんどこ走っていきます。川を渡って山を登って、どんどこどんどこ。

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『しろくまちゃんのほっとけーき』

作/わかやま けん
定価/880円(税込)
対象/赤ちゃんから
こぐま社
1972年発行

しろくまちゃんがホットケーキを作ります。卵を割って、牛乳を入れて……。焼き上がったらこぐまちゃんを呼んで、二人で「おいしいね」。見開きいっぱいに描かれたホットケーキの焼ける場面は、子どもたちに大人気。

 


『くだもの』

作/平山 和子
定価/990円(税込)
対象/2歳から
福音館書店
1981年10月20日発行

すいか、もも、ぶどう、なし、りんごなど、日常子どもたちが食べるくだものを、まるで実物かと思わせるほど鮮やかに描いた、いわば果物の画集。

 


『いちご』

作/荒井 真紀
定価/1650円(税込)
小学館
2020年2月19日発行

いちごを育てると、どのように成長するかを美しい細密画で表現しました。イラスト科学絵本です。いちごを食べると口の中でプチプチプチと音がします。何の音でしょう? いちごの苗を植えて育ててみましょう。どんな風に葉っぱは生えていますか? 絵本を見ながら自然観察をたのしめる一冊です。

 


『ケーキやけました』

絵/彦坂 有紀
作/もりと いずみ
定価/1320円(税込)
講談社
2015年10月2日発行

チーズケーキ、バウムクーヘン、アップルパイ、カステラ、ホットケーキ。木版画で摺られた、焼きたてのケーキたちは、どれもおいしそう。「ケーキ やけました」「ひときれ あーん」の繰り返しで、読めばおなかいっぱいになる、おいしいケーキの絵本です。

 


『おかしな おかし』

作/石津 ちひろ
絵/山村 浩二
定価/990円(税込)
対象/2歳から
福音館書店
2013年5月25日発行

スポーツセンターにやってきたお菓子たち。「まんじゅうじまんのじゅうなんたいそう」と準備体操をし、「ぷるぷるプリンがトランポリン」とトランポリンをしたり、「パスはしっぱいアップルパイ」「サッカーのクッキーきせきのキック」とバスケットボールやサッカーもします。どのスポーツにも参加していたクラッカーは「のどがからからクラッカー」となってしまい……。愉快な言葉と絵が実に楽しい絵本です。

 


『コロちゃんのケーキづくり』

作/エリック・ヒル
訳/まつかわ まゆみ
定価/990円(税込)
評論社
1995年10月発行

きょうは、パパのたんじょうび。おいしいケーキをつくりましょう。コロちゃんも、ママのおてつだい。はりきってケーキのかざりつけをします。おかたづけもわすれないでね。でも、だいじょうぶかなあ……?

 


『さっちゃんとクッキー』

作/わかやま けん
定価/770円(税込)
対象/3歳から
こぐま社
2013年発行

お母さんのいない休日、さっちゃんはお父さんとクッキーを焼くことに。ちょうど遊びに来たたっちゃんも手伝い、それぞれウサギや恐竜の大きなクッキーを作って……。「こぐまちゃんえほん」シリーズの作者が、子どもの日常に起きるドラマを描きます。76年刊の改訂新版。

 


『マフィンおばさんのぱんや』

作/竹林 亜紀
絵/河本 祥子
定価/990円(税込)
対象/3歳から
福音館書店
1996年1月20日発行

マフィンおばさんのパン屋で手伝いをしていた男の子アノダッテは、ある夜、自分ひとりでパンをつくってみようと思いました。ふだん見て覚えたとおりのやり方で、町のみんなに食べてもらおうと大きなパンだねをこね、かまどいっぱいに押し込んで焼き出すと、パンはどんどんふくらんで、家の屋根裏までいっぱいに……。香ばしいパンのにおいがただよってくるような絵本です。

 


『しましまジャム』

作/Goma
定価/1430円(税込)
対象/3歳から
フレーベル館
2017年9月発行

大人気「へんてこパンやさん」シリーズ第4弾。へんてこパンやさんの作るジャムは大人気! いろんな味を一度に楽しみたいというお客さんの言葉に、きつねは新しいジャムの開発をこころみます……。巻末に絵本のなかのレシピ付き!

 


『バムとケロのにちようび』

作/島田 ゆか
定価/1650円(税込)
対象/幼児から
文溪堂
1994年9月発行

雨の日曜日はサッカーもすなあそびもできない。そんな日には、ちらかったへやをかたづけて、おかしを用意して、それから本を読もうと……。バムとケロがいっしょなら、たいくつな日曜日も楽しいことばかり!

 


『ばばばあちゃんのなぞなぞりょうりえほん むしぱんのまき』

作/さとう わきこ
協力/佐々木 志乃
定価/990円(税込)
対象/4歳から
福音館書店
2004年2月25日

おもしろいことが大好きで、いつも元気なばばばあちゃん。料理だってなぞなぞをしながらやるのです。さてばばばあちゃんのびっくり料理、今回はむしぱんづくりに挑戦です。ばばばあちゃんがつくる「むしぱん」には、ダンゴムシがはいっているんです。本当に食べられるの?それが食べられるんです。あっと驚くばばばあちゃん特製むしぱん。さあ、みんなでいっしょにむしぱんをつくろう。ばばばあちゃんの楽しい料理絵本です。

 


『あずき』

作/荒井 真紀
定価/990円(税込)
対象/4歳から
福音館書店
2018年11月10日発行

おめでたい席には「お赤飯」、お正月の「お汁粉」、ひな祭りの「よもぎだんご」、こどもの日の「かしわもち」など様々な行事で、あずきを使ったお菓子や料理が食べられてきました。なぜ、おめでたい席に、あずきを食べるのでしょうか? それは、あずきの赤い色にある思いが込められているからなのです。あずきの生長を見ていきながら、その赤い色が出来るまでを観察し、そこに込められた思いに迫ります。

 


『おまたせクッキー』

作/パット・ハッチンス
訳/乾 侑美子
定価/1320円(税込)
対象/4歳から
偕成社
1987年9月発行

おやつにお母さんが焼いたクッキーを食べようとすると、ピンポーン! 玄関のベルが鳴って、つぎつぎに友だちが増えていきます。

 


『きょうの おやつは』

作/わたなべ ちなつ
定価/1650円(税込)
対象/5歳から
福音館書店
2014年10月10日発行

鏡のように反射するピカピカの紙でつくられた絵本です。絵本を開くと、両側のページの絵が互いに映りこみ、驚くほど立体的に見えます。卵をわって、小麦粉、砂糖、牛乳を入れて……さあ、なにをつくるんでしょう。ページに自分の姿も映りこむので、その場にいるような気持ちになります。未だかつてない新鮮な視覚体験と、おやつづくりの気分が満喫できますよ。

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数を「言える」から数を「かぞえる」知識が身につく

 

数の概念、というとまだ小さな子どもにとっては理解することが難しいものです。
にもかかわらず、子どもが数をかぞえるのが大好きなのは、それを声に出すと歌のような調子でテンポが良く楽しいからかもしれません。

子どもが言葉に興味を持ちはじめると、普段の暮らしを通じて「いち、に、さん、し」の数も言えるようになっていきます。
そんなふうにどんどん広がっていく子どもの知的好奇心にあわせて、少しずつ数を「かぞえる」ことも理解していくのだと思います。

絵本にも「数」をテーマにした作品がたくさんあります。
「1、2、3」のような数そのもの、「ひとつ、ふたつ」のような量をあらわすもの、多いと少ない、何番目という順番など、同じ数でもいろんな意味があります。それぞれの成長に応じた楽しくて役に立つ絵本を選んで、手にとってみてください。


『かぞえてみよう』

作/さかざき ちはる
定価/968円(税込)
対象/赤ちゃんから
白泉社
2013年5月発行

ぺんぎんさん、うさぎさん、りすちゃん……数えていくとあらら、動物たちが数字にへんしんだ! 最後は何と無限大!? はじめて「数」に出逢える、楽しいファーストブック。

 


『りんごはいくつ?』

作/よねづ ゆうすけ
定価/935円(税込)
対象/赤ちゃんから
講談社
2012年10月11日発行

ページにかくれた動物たちがりんごを1つずつ食べていきます。さて、りんごはいくつかな? 楽しいしかけのカウンティングブック。

 


『どのこかな? かぞえてみよう123』

作/ヒド・ファン・ヘネヒテン
定価/990円(税込)
対象/赤ちゃんから
ブロンズ新社
2014年4月発行

「1ぽんあしのフラミンゴ、どのこかな? さかなをつかまえたの、どのこかな?」。くらべて、かぞえて、みつけてみよう。ラストは、みんなであつまって、うみべへあそびに行きます。みんな、なにをしてあそんでいるのかな?

 


『かずのえほん いくつかな?』

作/谷川 俊太郎
絵/堀内 誠一
定価/1100円(税込)
対象/赤ちゃんから
くもん出版
2010年6月発行

1960年代に堀内誠一さんが描いた絵本のイラストに、2010年、谷川俊太郎さんが新たに詩を書き下ろしました。かたつむりがおさんぽしながら1から10まで数える、美しくて楽しいかずのえほんです。

 


『はじめての123』

絵/たかい よしかず
定価/638円(税込)
対象/赤ちゃんから
永岡書店
2012年3月発行

かずが1から100まで数えられるようになる本。ひと見開きに数字と、かずを表す絵が掲載されています。また、絵を見ながらものの名前や数え方も一緒に学習できます。お子様の手に合うサイズで、お出かけにもぴったりの1冊。

 


『かずのえほん』

絵/わらべ きみか
定価/1760円(税込)
対象/2、3歳から
ひさかたチャイルド
2002年1月発行

「かぞえるコーナー」と、「かんがえるコーナー」とで構成した新しい数の絵本。かぞえることだけにとどまらず、数学の基礎となる考える力を養います。

 


『ひょっこり ひとつ』

作/佐々木 マキ
定価/990円(税込)
対象/2歳から
福音館書店
2016年8月25日発行

クマが森の中できのこを見つけて「ひょっこり ひとつ」、カバが空を見上げるとくもが「ふんわり ふたつ」、ライオンが大きな花を見て「みごとな みっつ」、ほかにもりんごをよっつ丸ごと飲み込むヘビや、ここのつのキャベツを追いかけるブタなど、おかしな動物たちが登場するゆかいなかぞえうたの絵本。

 


『かぞえてみよう』

文・絵/ディック・ブルーナ
定価/770円(税込)
対象/3歳から
福音館書店
2018年2月10日発行

燭台に灯のともったろうそくが、1本。女の子のお下げに結ばれたリボンは、2個。器に盛られたりんごは、3個。並んだスプーンは、4本。ぴょんぴょん跳ねてるこうさぎは、5羽。ブルーナさんならではの明快なフォルムと色づかいで、子どもにとって身近なものや動物と、その数が描かれます。子どもは、数を数えるのが大好き。数に興味をもちはじめた子どもにぴったりの、楽しくってわくわくできる数の絵本です。

 


『かずあそび ウラパン・オコサ』

作・絵/谷川 晃一
定価/1430円(税込)
対象/3歳から
童心社
1999年2月20日発行

1はウラパン、2はオコサ……。1と2だけでたのしく遊べる、ちょっとふしぎな数遊び絵本。魔法がかかったようなやわらかな色彩の絵と言葉が、ふしぎな世界へと誘います。

 


『かぞえてみよう』

文・絵/安野 光雅
定価/1760円(税込)
対象/幼児から
講談社
1975年11月19日発行

楽しみながら数の知識が身につく絵本。美しい田園風景を描きながら、はじめて数に出会う子どものために、数字を楽しく見せてくれる絵本。講談社出版文化賞絵本賞など数々の賞に輝く傑作です。

 


『かずのえほん 1・2・3』

作/五味 太郎
定価/1430円(税込)
対象/幼児から
絵本館
1992年11月発行

これは「かず」をおぼえるための絵本ではなく「かず」となかよしになれる絵本です。たのしんでいるうちに「数っておもしろい!」と感じることでしょう。

 


『ひとつ すこし たくさん』

絵/トム・スローター
文/マーサ・ジョスリン
訳/うみ ひかる
定価/1100円(税込)
対象/幼児から
西村書店
2006年12月5日発行

「すこし」っていくつ? 「たくさん」ってどれくらい? 数に親しみはじめた子どもたちは、大まかな数の表現をどう認識するのでしょう。モダンアートを楽しみながら、同時に数の概念が自然に理解できるように工夫されたユニークな絵本。

 


『かぞえておぼえる かずのえほん』

絵/島田 ゆか
定価/1650円(税込)
対象/幼児から
すずき出版
1996年4月発行

ひろくんの家には、テレビが一台、フライパンがふたつ……。画面の中のさまざまなものを実際にかぞえて、1~100までの数字をしっかり覚えます。数字の練習ページ付き。

 


『はじめてであう すうがくの絵本』

作/安野 光雅
定価/1760円(税込)
対象/4歳から
福音館書店
1982年11月20日発行

発見の喜び、創造の楽しさに満ちた数学の本と、すでに定評のあった作品を再編集し、新しい体裁でおとどけします。第1巻《なかまはずれ》《ふしぎなのり》《じゅんばん》《せいくらべ》

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絵さがし遊びは子どものほうが親より得意?

 

親子で一緒に楽しみながら、アタマの体操もできるのが絵さがし遊び絵本。
「さがす」ことに没頭していると、いつのまにか時間を忘れて絵本の滞在時間が長くなりがちなので、ちょっと遠出するときなど、親としてはここぞというときに役に立つ絵本のジャンルかもしれません。

おはなし絵本を読んであげるときもそうですが、子ども時代の特別な目は、文字ではなく「絵を読む」ことができます。
だから絵さがし遊びは、つい文字情報を追ってしまう親世代よりも子どものほうが得意なはず。まさに子ども向けによくできた遊びだと思います。

実際に今回ご紹介する作品の中で『きんぎょがにげた』『うずらちゃんのかくれんぼ』、「ウォーリー」シリーズはミリオンセラーを超える大人気ロングセラー絵本です。
赤ちゃん向けの優しい絵さがし遊びから、負けず嫌いのパパママは子どもよりも夢中になりそうな本格派まで、家族揃って楽しめるものがたくさんあります。

 


『きんぎょがにげた』

作/五味 太郎
定価/990円(税込)
対象/2歳から
福音館書店
1982年8月31日発行

きんぎょが1ぴき、金魚鉢からにげだした。どこににげた? カーテンの赤い水玉模様の中にかくれてる。おや、またにげた。こんどは鉢植えで赤い花のふり。おやおや、またにげた。キャンディのびん、盛りつけたイチゴの実の間、おもちゃのロケットの隣……。ページをめくるたびに、にげたきんぎょがどこかにかくれています。子どもたちが大好きな絵探しの絵本。小さな子も指をさしながらきんぎょを探して楽しめます。

 


『うずらちゃんのかくれんぼ』

作/きもと ももこ
定価/990円(税込)
対象/2歳から
福音館書店
1994年2月25日発行

うずらとひよこがかくれんぼを始めました。色と形を上手に使って、花に隠れたり、ひょうたんに隠れたり……。うずらちゃんと一緒に、楽しいかくれんぼ遊びのできる絵本です。

 


『ミッケ!』

文/ジーン・マルゾーロ
写真/ウォルター・ウィック
訳/糸井 重里
定価/1496円(税込)
対象/幼児から
1992年8月6日発行
小学館

「みずでっぽうをミッケ!」「カウボーイハットもミッケ!」おもちゃばこにかくれている、いろんなものをみんなで探しっこ。精巧なジオラマを写した写真の中に隠されているさまざまなものを探していく謎解き絵本です。シリーズ国内累計900万部突破。

 


『どこ? つきよのばんのさがしもの』

作/山形 明美
撮影/大畑 俊夫
定価/1540円(税込)
対象/幼児から
2003年10月11日発行
講談社

まんげつのよる、クロをおってはじまった、ふしぎなさがしもののたび。クロは どこ? さがしものは、ほかにも、たくさん。さあ、さがして、みつけて、おいかけて! ここにあるのは、ぼくがもちかえった、ふしぎなおみやげ。どのページからもってきたものか、わかるかな。家族みんなで遊べるシリーズ。

 


『さがしてみようみつけてみよう』

作・絵/五味 太郎
定価/1210円(税込)
対象/3歳から
1998年11月発行
偕成社

しげみの中にかくれた動物たちをさがしたり、正しい道順をみつけて子犬を救い出したり。さがして、みつけるゲームがいっぱい。

 


『100にんかくれんぼ』

作・絵/せべ まさゆき
定価/1210円(税込)
対象/3歳から
2009年4月発行
偕成社

子ども100人、王さま100人、マラソンランナー100人……。数えて、探して、一冊で何通りもの遊びかたがある探し絵絵本。

 


『たいけつ! たからさがし』

作・絵/うるまでるび
定価/1430円(税込)
対象/3歳から
2012年9月27日発行
学研プラス

オバケ学校のこわれた銅像の下から、ヒミツの宝のありかを示す巻き物が出てきました。宝の山はいったいどこに? けんか別れしたシロッチとクロッチは、それぞれ宝さがしの旅に出発します。緻密な絵さがしや迷路など楽しいクイズをたっぷり楽しむシリーズ絵本。

 


『どこどこどこ いってきまーす』

作・絵/長谷川 義史
定価/1320円(税込)
対象/幼児から
2003年12月日発行
ひかりのくに

遊園地でのトイレ、銭湯ではぐれたじいちゃん、盆踊りでの迷子など、日本の暮らしに溶け込んだ「さがしもの」が次々と掲示されます。掲示されているもの以外もいっぱいかくれています。

 


『どこどこ? セブン』

定価/1430円(税込)
対象/幼児から
2003年4月10日発行
自由国民社

ここにはとなりどうしおなじにみえるふたつのせかいがあります。でもおなじにみえるだけでよーくみてみると……! 写真を使ったまちがい探し絵本です。楽しくファンタジックな世界にかくされた7つの違いを、同じように見える左右の写真から探し出していく本です。

 


『NEW ウォーリーをさがせ!』

作・絵/マーティン・ハンドフォード
訳/唐沢 則幸
定価/1485円(税込)
対象/5歳から
2017年4月24日発行
フレーベル館

赤と白の縞模様の服と丸いメガネがトレードマークの主人公ウォーリー。様々な世界で起きている事件の解決をしろひげに依頼されて、世界中を旅しています。ページ毎に人混みの絵が描かれていて、その中に一人だけいるウォーリーやウォーリーの仲間たち、彼らの持ちものなどを探して楽しめます。「ウォーリー」シリーズの記念すべき第1作目がこの「ウォーリーをさがせ!」。1988年の初登場から30周年で新装版が登場。

 


『にたものランド』

作/ジョーン・スタイナー
訳/まえざわ あきえ
定価/1870円(税込)
対象/5歳から
1999年12月28日発行
徳間書店

ここは魔法の国、ふだん見慣れているものが、別のものに見えてくる。絵の具のチューブはズボンに、手ぶくろはソファに……。形はいつものままなのに、なぜか姿を変えてしまう秘密は、本の中にあります。

 


『とこちゃんはどこ』

作/松岡 享子
絵/加古 里子
定価/990円(税込)
対象/小学低学年から
福音館書店
1970年7月1日発行

赤い帽子と青い半ズボンの元気な男の子、とこちゃん。市場でお母さんがおしゃべりしているまに、とことこかけだして、どこかへいってしまいました。人ごみの中をさがしていくと、ああ、いたいた。動物園、浜辺にお祭り、デパート……人ごみにまぎれたとこちゃんを探そう。絵さがしの絵本の元祖ともいえる、子どもの大好きな絵本です。

 


『シモンのおとしもの』

作/バーバラ・マクリントック
訳/福本 友美子
定価/1760円(税込)
対象/小学低学年から
2007年3月発行
あすなろ書房

うっかりやのシモンは落し物をしてばかり。セーヌ川、ポンヌフ、ルーブル美術館……パリの街でシモンの落し物を探そう。素敵な風景が楽しめる絵さがし絵本。

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▶つづきの絵本屋/岡山県倉敷市

倉敷駅から徒歩8分、絵本と紅茶とギャラリーのお店。絵本専門士でもある店主の都築さんは、おはなし会やブックトークなど多方面で活動を展開している。

住所/岡山県倉敷市川入694-7
TEL/086-476-0415
営業時間/10:00~18:00
定休日/水・木曜日

 


▶えほんてな ブル/広島県広島市

広島ではじめての児童書専門店として1984年にオープン。絵本から読み物まで定番をきちんと揃える。

住所/広島県広島市中区中町1-26 ヴェル袋町公園202
TEL/082-247-8920
営業時間/11:00~18:00
定休日/月曜日、第5日曜日

 


▶春秋書店/鳥取県東伯郡

海外の翻訳絵本や児童文学を中心とした子どもの本屋。北欧テイストのカフェも併設している。

住所/鳥取県東伯郡湯梨浜町田後595-8
TEL/0858-26-4852
定休日/土・日曜日のみ営業

 


▶えほんや とこちゃん/鳥取県米子市

絵本が大好きな女性オーナーが専門的な知識と持ち前の明るさで絵本選びのアドバイスを一緒にしてくれる。

住所/鳥取県米子市東町410
TEL/0859-34-2016
営業時間/10:30~18:00 
定休日/月・火・水曜日、年末年始

 


▶子どもの本 つ~ぼ/島根県安来市

絵本・子どもの本を中心に雑貨も取り扱っている。

住所/島根県安来市安来町1706
TEL/0854-22-0078
定休日/不定休

 


▶こどもの広場/山口県下関市

1979年に開店。母親スタッフとプロの目で、絵本や育児の為になる本を揃えている。靴を脱いであがるアットホームな雰囲気。

住所/山口県下関市幸町7-13
TEL/083-232-7956
営業時間/9:30~19:00
定休日/月曜日

 


▶フォーゲル/山口県柳井市

名作絵本、ドイツ・スイス・北欧を中心とした輸入玩具など、子どもから大人まで楽しめるセレクトショップ。

住所/山口県柳井市南町6-4-4
TEL/0820-24-1188
営業時間/11:00~18:00
定休日/不定休

 


▶TINY BROWN/山口県周南市

自宅の一室で絵本や児童書、おもちゃなどを扱っている。

住所/山口県周南市城ケ丘4-8-25
TEL/0834-28-4512
定休日/不定期営業(予約制)

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▶ウーフ/香川県丸亀市

1989年にオープン。すてきな絵本やコツコツと愛情込めて作られたおもちゃを取り扱う。元保育士、子どもの本やおもちゃアドバイザーのスタッフがサポートしてくれる。

住所/香川県丸亀市土器町西5-88
TEL/0877-24-4667
営業時間/10:30~18:30
定休日/月曜日

 


▶りとるまみい/徳島県徳島市

しあわせな気持ちが生まれる世界のおもちゃ、絵本、雑貨のお店。

住所/徳島県徳島市鮎喰町2-159
TEL/088-631-4925
営業時間/11:00~16:00
定休日/火・日曜日、祝日

 


▶ウォルナットグローヴ/愛媛県今治市

ヨーロッパの木製家具と絵本のお店。

住所/愛媛県今治市桜井2-6-7
TEL/0898-35-1009
営業時間/11:00~18:00
定休日/月曜日

 


▶うさぎのしっぽ/愛媛県西条市

1994年設立の絵本とヨーロッパのおもちゃの専門店。絵本もおもちゃも、子どもにとって「心と身体を育てる美味しいご飯」という思いで運営している。

住所/愛媛県西条市小松町新屋敷甲2922
TEL/0898-72-3241
営業時間
月・火・金曜日/10:00~17:00
土・日曜日/14:00~17:00
定休日/水・木曜日

 


▶コッコ・サン 高知店/高知県高知市

親子イベント・おはなし会も開催する絵本・児童書専門店。

住所/高知県高知市中久万56-5 レジデンス司1F
TEL/088-825-1546
営業時間
平日/10:00~18:00
土・日・祝日/10:00~17:30
定休日/木曜日

 


▶ファミーユ/高知県高知市

絵本とヨーロッパのおもちゃの店。

住所/高知県高知市鷹匠町1-3-10
TEL/052-703-8268
定休日/水曜日

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