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【vol.2】アムステルダム公共図書館レポート


アムステルダム公共図書館の内部に迫る

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アムステルダム公共図書館は、信じられないことに10階建て(地上9階、地下1階)で、吹き抜けになった設計は、まるで高級ホテルかデパートのようです。

エスカレーターで昇っていくと、フロアごとに、カテゴリー別に整頓された本が並んでいます。
「僕は美術関連の本が見たいから3階にいるね」
「じゃあ、1時間後に4階の小説コーナーの前で待ち合わせしましょ」
通りがかったオランダ人カップルが、そんな会話をしているような気がしました。

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まるでUFOのようなデザインのDVDフロア。紫のライティングが未来的です。

微動だにしない人がちらほらといるのは、タイトルを決めかねているのだと思います。端からタイトルを見ていく間に、
映画を何本か観られるかもしれません。

至れり尽くせりのホスピタリティ

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上の階の窓際は特等席です。あいにくのどしゃ降りで景色はぼんやりしていましたが、それはそれで悪くないものです。読書をするにはもちろん、時々ぼうっと過ごすのも良さそうです。

館内のいたるところにアーティストの作品が展示されています。美術館のような雰囲気はこうして作られているようです。

パソコンは各フロアに並んでいます。本の検索端末ではなくて、インターネット使いたい放題。アムステルダムでネットカフェを起業しようと思っているなら、今すぐ白紙に戻したほうがいいかもしれませんね。

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さらに昇っていくと、ラジオのスタジオまであります。ちょうど生放送直前の慌ただしい現場でしたが、ディレクターに直撃インタビューをしてみると、
「放送の現場を公開したら、学生たちにとって何よりの勉強になるだろう」
といっていました。図書館内のスタジオならではの新しい試みで、ぜひ実現させて欲しいと思いました。そのうち、学生が作る番組もここから生まれていくのでしょう。

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最上階はレストランになっています。どこまでも至れり尽くせり。
晴れた日なら、テラス席で本の感想なんかをゆらゆら語りながら、ゆっくり過ごすデートもいいものです。妄想です。

隣のフロアの白黒が交互に並ぶ床を見て、フェルメールの絵が思い浮かびました。レンブラントやフェルメールも、ビールを片手に芸術の未来について語ることがあったのでしょうか。