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絵本の舞台になった風景を訪ねる 国内編16選


絵本には実際に存在する町や風景を舞台にしたものも数多く存在します。
こうした作品は、作家自身の生まれ故郷であったり、あるいは長く暮らした場所であることが多く、だからこそ描かれた世界に説得力があります。その説得力が子どもをお話の世界へと引き込み、いつのまにか作品が原風景として心に留まるのでしょう。長く愛される名作には、確かな理由があるのです。

大人になって絵本の舞台になった風景を前にすると、懐かしい思いや不思議な気分と一緒に、物語の記憶が一気に蘇ることもあるかもしれません。はじめてみる風景なのに、はじめてではない風景です。その瞬間に、絵本の持つ力のすごさを改めて体感することになると思います。

『11ぴきのねこ』
文・絵/馬場のぼる

舞台:青森県三戸町
いつもおなかがぺこぺこの、11ぴきののらねこがいました。ある日、じいさんねこがやってきて、山の向こうの湖に怪物みたいに大きな魚が住んでいる、勇気があるなら行ってごらん、と言いました。11ぴきのねこは、湖をめざしてでかけました。湖の中の島に陣取ったねこたちは、魚の怪物に襲いかかりますが、何度もはねとばされてしまいます。知恵を絞って力を合わせ、ついに魚の怪物を捕まえました。みんなに見せるまで絶対に食べない約束をしたのですが、帰る途中で真っ暗な夜が来て……。

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『しゅっぱつしんこう!』
文・絵/山本忠敬

舞台:岩手県 宮古市「岩泉線」
大きな駅から特急列車に乗り、山の麓の駅で急行列車に、そして普通列車に乗りかえて山間の小さな駅に着くまでを、目に映るままに克明に描いた乗物の絵本。

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『あかまんまとうげ』
作:岩崎京子/絵:いわさきちひろ

舞台:長野県 黒姫高原
おかあさんが赤ちゃんをうむため入院するあいだ、かっこちゃんはお山のおばあちゃんのところへ行くことに…。そこはおかあさんが小さい頃過ごしたところでした。

『ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ』
文・絵/いわむらかずお

舞台:栃木県 益子町「真岡線」
山奥の夜行列車に動物たちが乗りこんできた。そして口ぐちに人間の身勝手は許せないという。自然の大切さを語るファンタジー絵本。

『出発進行! 里山トロッコ列車』
文・絵/かこさとし

舞台:千葉県 市原市「小湊鐵道」
蒸気機関車がガラス窓のない吹き抜けのトロッコ列車を引っぱります。沿線には見所がいっぱい。里山の自然を肌で感じることができ、さらに歴史、地理にまつわる話を交えながら、ローカル線の旅を案内します。

『はじめてのおつかい』
文/筒井頼子
絵/林明子

舞台:東京都 目黒区自由が丘
みいちゃんはママに頼まれて牛乳を買いに出かけます。自転車にベルを鳴らされてどきんとしたり、坂道で転んでしまったり、ひとりで歩く道は緊張の連続です。坂をあがると、お店につきました。お店にはだれもいません。みいちゃんは深呼吸をして、「ぎゅうにゅう ください」と言いました。でも、お店の人は、小さいみいちゃんには気がつかないみたい……。

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『ばあばのおうち』
文/村上萌
絵/湯浅望
ばあばのおうち
舞台:東京都 大田区田園調布
幼い主人公の女の子ありさは、大きな庭のあるばあばのお家に遊びに行くことが大好き。例えば、庭のお花をつんでブーケにして朝のテーブルに飾ると楽しいことや、相手の姿が見えなくなるまでずっと手をふって見送ることなど、何気ない暮らしの中に、ばあばが教えてくれた大切なことが散りばめられています。

『おさかないちば』
文・絵/加藤休ミ

舞台:東京都 中央区築地市場
お寿司屋さんで、お父さんが注文したタイラギという貝のことが気になった「ぼく」は、お寿司屋さんの大将に魚市場に連れていってもらえることに。朝、まだ暗いうちから早起きして着いた市場はいったいどんなところなんでしょう。

『ニコニコしょうてんがい』
文・絵/ソ・ミジ
ニコニコしょうてんがい
舞台:東京都 豊島区東長崎
男の子のなにげない日常を通じて、誰かと触れ合い、つながっていくことのよろこびが描かれます。何も特別なことはなくても、合言葉の「ニコニコニッコリ」を繰り返しているうちに、確かにそこにあふれるしあわせを感じることができる。読んだあと自然と笑顔になる作品。

tokiwasoさん(@tokiwasotokyo)が投稿した写真

『とんことり』
文/筒井頼子
絵/林明子

舞台:静岡県 伊豆市
山の見える町に引っ越してきたばかりのかなえ。お父さん、お母さんと荷物の整理をしていると、「とん ことり」。玄関の方で小さな小さな音がしました。かなえが玄関に行ってみると、そこにはすみれの花束が落ちています。次の日は、たんぽぽが3本、その次の日は、手紙が郵便受けに入っています。だれからでしょう? ふしぎな「郵便物」をめぐって、新しいお友だちとの出会いを描きます。

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『狐』
文/新美南吉
絵/長野ヒデ子

舞台:愛知県 半田市
キツネツキの迷信におびえる子どもの姿の内面の動揺を追いながら、母子の強く熱い愛と信頼を感動的に描きます。新美南吉最晩年の傑作。

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『旅の絵本Ⅷ』
絵/安野光雅

舞台:富山県 南砺市「相倉合掌集落」
繊細な筆使いで旅の楽しさを描く、絵ばかりの絵本。八巻目となる今回の旅の舞台は日本です。電気が普及する前の、なつかしい日本の自然と町並みが描かれています。

『こんとあき』
文・絵/林明子

舞台:鳥取市 福部町「鳥取砂丘」
こんは、あきのおばあちゃんが作ったキツネのぬいぐるみです。あきが成長するにつれ、こんは古びて、腕がほころびてしましました。あきはこんを治してもらうため、こんと一緒に「さきゅうまち」のおばあちゃん家にでかけます。あきは、電車でこんとはぐれたり、犬に連れさられたこんを探したりと、何度も大変なめにあいます。

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『めっきらもっきらどおんどん』
文/長谷川摂子
絵/降矢なな

舞台:島根県 平田市「宇美神社」
遊ぶ友だちがみつからないかんたは、お宮でへんてこなおばけたちと出会って愉快に遊びますが……。躍動することばと絵が子どもたちを存分に楽しませてくれるファンタジーの絵本。

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『おとうさんのうまれた うみべのまちへ』
文/小嶋雄二
絵/森英二郎
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舞台:佐賀県 唐津市呼子町
ひなはお父さんの故郷へ帰省することになりました。綱引きの祭りがあるからです。じいちゃんたちに再会し、市場で好物の干物が売られているのを見つけたり、ふだんとちがう言葉で話すお父さんの姿に気づいたりします。綱引きの日、ひなはお父さんと一緒に綱を引っぱります。

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『だいちゃんとうみ』
文・絵/太田大八

舞台:長崎県 大村湾
だいちゃんは夏休みを海辺の村で過ごします。川えびすくい、釣り、浜辺の食事、水遊びと、暗くなるまで遊んでいると、「晩ごはんのでけたよう。はよ、おいで」と、お母さんの声がします。

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