お弁当箱用意して、さあて何から入れようか? 一番最初は炊きたてのほかほかごはん。それからあつあつのミートボールにふんわり卵焼き。忘れちゃいけないタコさんウインナー。いろんなおかずが次々と詰められて、なんともおいしそうなお弁当のできあがり。お弁当ができるうれしさ、楽しさを存分に描く。
文/きしだえりこ
絵/やまわきゆりこ
今日のお弁当はなんだろな。ブタくんのお弁当は、「ほーら やっぱり バタつきポテト」。ウサギさんのお弁当は大好きなニンジン。ネズミさんのは、くるみにピーナッツ、ひまわりの種。クマくんのお弁当は、「おや はちみつパンに ぶどうパン なんと いちばん すきなもの」。ネコさん、僕、虫さんに、ゾウさんの今日のお弁当はなんだろな。
きみちゃんは、今日、保育園の遠足で、初めての山登りに行く。朝早く起きたきみちゃんは、はりきってママといっしょにおにぎりを作った。でも、きみちゃんは、うまくにぎれなくて、おにぎりがくずれてしまう。そこで、ママはある工夫を……。小さな手でにぎる初めてのおにぎり、それを持って初めての山登りに行く女の子のようすをあたたかく、細やかな絵で描く。
「あしたは待ちに待った遠足です。お寝坊しないように。それから、お弁当忘れずにね」。さてその夜、園長先生は嬉しくてわくわくして、なかなか眠れませんない。翌朝起きたら、大変、遅刻だ!
文・絵/長野ヒデ子
なんでもやってみたいタイのたいこさん。こだいちゃんたちがえんそくにいくのをみて自分もいきたくなってしまった。「タイだっておべんとうもって電車にのりたーい」。とうとう町へえんそくに出かけたたいこさんだが……。
日曜日、今日はピクニックに行く日。お父さんも、お母さんも、準備で忙しそう。お母さんのお手伝いに、おにぎりをお弁当箱につめてあげよう。お父さんのバッグのチャックを閉めてあげよう。でも、あんまりうまくはいかないみたい。「おてつだいは もう けっこうよ」と、お母さんがいちばんすてきな服を着せてくれたが、待ちきれないあやこは……。
文・絵/ガブリエル・バンサン
訳/もりひさし
ピクニックの当日、どしゃ降りの雨で悲しむセレスティーヌを見て、アーネストは雨のなかでピクニックをすることを思いたつ。レインコートに傘をさし、おべんとうや果物をたくさんもって、ふたりは最高にすてきなピクニックを楽しんだ。
ごはんをたいて、手の平に水をつけて、塩をつけて、あつあつごはんをぎゅっ、ぎゅっ。まんなかに梅干をうめて、もう一度ぎゅっ、ぎゅっ。手の中でくるっ、くるっと回して、海苔を巻けば、おにぎりのできあがり。たくさんできた。はい、どうぞ。ご飯の湯気、すっぱそうな梅干し、そしてにぎられたおにぎりの海苔の質感……見るほどに食べたくなって思わず手がのびる、おいしそうなおにぎりの絵本。
サンドイッチを作ろう。パンにバターを塗って、しゃきしゃきレタスに真っ赤なトマト、大きなチーズをのせたら、次は何をのせようか? 思わず触りたくなるようなふわふわのパンや、みずみずしく色鮮やかな野菜など、おいしそうな食べ物が次々と登場する。
「おべんとおべんとクマさんのおべんとう……」。わらべ歌のようなリズミカルな文章にのって、動物や人間たちが色々なお弁当を作る。できたらそれを持ってお出かけ。夏にクマさんが、秋におばあちゃんが、冬にたぬきさんが作るお弁当は、誰とどこで食べるもの? お弁当は一人で食べてもおいしいけれど、誰かと食べるとまた格別のおいしさ。
文/神沢利子
絵/柿本幸造
お弁当を持って野イチゴをつみに出かけた女の子。でも、お弁当の中身がなくなって……。食べたのは誰?
文/やすいすえこ
絵/重森千佳
おべんとうやのあなパパさんは、きょうもおべんとうを配達してまわる。するとどこからか「おなかすいたー」と声がきこえてきて……。
くろうさぎのクッキーはおべんとうやさん。サンドイッチにおにぎり、おいしいものがいっぱい。今日のおきゃくさんはだれかな?