じゅーじゅーからあげは、マヨネーズをつけて、ぱくっ。じゅわじゅわハンバーグは、チーズをのせて、がぶっ。ぷりぷりエビフライは、タルタルソースをつけて、ぱくりっ。さあ、さくさくのコロッケは……?
「カレーライス、さあ、つくろう!」。野菜と肉を切って、「おなべで おにくを いためます ジャー ジャー ジャー」「やさいも いれて いためます ジュー ジュー ジュー」。テンポ良い擬音が調理している臨場感を盛り上げる。水を入れてじっくり煮込み、ルーを入れてまた煮込み……、「わあ、できた! いいにおい!」。あつあつごはんにカレーをかけて、カレーライスのできあがり。丁寧に描かれた美しい絵から、本当にカレーの匂いがしてきそう。
夕方になると、どの家からもいいにおいがしてくる。こっちのおうちのごはんはなにかな? あっちのおうちのごはんはなにかな? それぞれの家のそれぞれのごはん。どれもみんなおいしそう。
今日のごはんは何かな? 春巻き、ウィンナ、わかめのみそ汁、レタスにプチトマト。春巻きを食べると、どんな音がするかな? ウィンナやレタスはどうかな? ある日の食卓の、おいしい音が勢ぞろい。これを読んだら、食事がよりいっそう楽しくなること請合い。
「オムライス、ヘイ! ざいりょうだ!」「にゅるにゅるにゅるにゅる、ケチャップだ!」「たまごをいれるぞ、はんじゅくだ!」。オムライスができるまでをおいしそうなイラストと、リズミカルな文章で描いた、楽しい食べ物絵本。
ワニのわにわにが台所にやってきた。冷蔵庫を開けると、おいしそうな肉。わにわには、肉をフライパンでジュージュー焼き、きれいにお皿に盛りつけ「いただきます」。おいしいものにありついたわにわには、なりふりかまわず食べて、のみこむ。ああ、しあわせなわにわに。その豪快で愉快な食べっぷりに注目。
文・絵/マーシャ・ブラウン
訳/こみやゆう
はらぺこの三人の兵隊が、ある村で食べものをわけてほしいとたのんだ。けれど、村人たちは首を横にふるばかり。兵隊たちは、しかたがないので、石のスープをつくるといい出した。えっ、石からスープをつくるだって? いったい、どんな味がするのだろう? 民話をもとにした楽しい絵本。
文/ラッセル・ホーバン
絵/リリアン・ホーバン
訳/まつおかきょうこ
フランシスの食事といったら、3食決まってジャムつきパン。おかあさんが用意してくれた、たまごもカツレツも食べない。好き嫌いをするフランシスに、おかあさんはジャムつきパンだけを出す。フランシスは泣きながら「本当は……」。
こまったさんが乗ってしまったのはヤマさんが作った模型の列車。食堂車のお客さんが注文したグラタンを作って持っていくと……。