食べることに興味がわき楽しみになる 食育におすすめの絵本9選

『ごはん たべよ』

文/大阪YWCA千里子ども図書室
絵/大塚 いちお
定価/880円(税込)
対象/0歳から
福音館書店
2012年11月10日発行

ごはん食べよ。お茶碗に盛った、ほかほかのごはん。お味噌汁に、卵焼き。きゅうりとトマトとソーセージもね。おはしと、スプーンと、フォークを並べて、エプロンかけて、いただきまーす! 幼い子どもが毎日目にする食卓風景。いつも見慣れているものたちを、簡潔でリズミカルなことばと、あたたかくやわらかなタッチの絵で描きます。食事の準備が整っていくようすを、座って眺めているような気分にもなれる絵本です。


『おかゆ』

作/神田 ひかり
絵/川崎 由紀
定価/1320円(税込)
対象/5、6カ月頃から
エンブックス
2021年10月14日発行

この絵本では簡単で美味しいおかゆのつくりかたから、食べるところまでを優しく丁寧に描いています。赤ちゃんは絵本を読んでくれる親の声を聞きながら、自然とお口を「あーん」することでしょう。「おいしいね」を繰り返しているうちに、離乳食の不安や心配が興味へと変わり、楽しみになる。親が笑顔でいることが赤ちゃんの笑顔に繋がります。


『しろくまちゃんのほっとけーき』

作/わかやま けん
定価/880円(税込)
対象/0歳から
こぐま社
1972年発行

しろくまちゃんがホットケーキを作ります。卵を割って、牛乳を入れて……。焼き上がったらこぐまちゃんを呼んで、二人で「おいしいね」。見開きいっぱいに描かれたホットケーキの焼ける場面は、子どもたちに大人気。


『ノンタンもぐもぐもぐ』

作・絵/キヨノ サチコ
定価/660円(税込)
対象/1歳から
偕成社
1987年8月発行

もぐもぐもぐ。ノンタンなにたべてるのかな? うさぎさんは? くまさんは? 身近な食べものへの興味や認識をひろげます。


『ぱっかーん!』

作/砂糖 ゆき
定価/1320円(税込)
対象/1歳頃(離乳食後期)から
エンブックス
2022年9月11日発行

「ぱっかーん!」とユーモラスな音(オノマトペ)を繰り返すたびに、色々な食材がダイナミックに形を変えていく。赤ちゃんは、耳で楽しみ、目で驚き、次第に鮮やかに描かれた食材たちに興味を持つことでしょう。さあ、今日の献立は何かな。離乳食に慣れてきた1歳ごろからおすすめしたい食べもの絵本です。


『おくちをあーん』

作/きむら ゆういち
絵/長谷川 義史
定価/990円(税込)
対象/1、2歳から
ひさかたチャイルド
2010年5月発行

いろいろな動物のママが、子どもの口に食べ物をあーん! 子どもたちは大きな口でもぐもぐ、おいしいね! 親子でまねっこして楽しい、しかけ絵本。


『おいしい おと』

文/三宮 麻由子
絵/ふくしま あきえ
定価/990円(税込)
対象/3歳から
福音館書店
2008年12月31日発行

今日のごはんは何かな? 春巻き、ウィンナ、わかめのみそ汁、レタスにプチトマト。春巻きを食べると、どんな音がするかな? ウィンナやレタスはどうかな? ある日の食卓の、おいしい音が勢ぞろい。これを読んだら、食事がよりいっそう楽しくなること請合い! くいしんぼさんの手が、あっちからも、こっちからも伸びてきますよ。


『ぐりとぐら』

作/なかがわ りえこ
絵/おおむら ゆりこ
定価/990円(税込)
対象/3歳から
福音館書店
1967年1月20日発行

お料理することと食べることが何より好きな野ねずみのぐりとぐらは、森で大きな卵を見つけました。目玉焼きにしようか卵焼きにしようか考えたすえ、カステラを作ることにしました。でも、卵があまり大きくて運べません。そこでフライパンをもってきて、その場で料理することにしました。カステラを焼くにおいにつられて、森じゅうの動物たちも集まってきます……。みんなの人気者ぐりとぐらは、この絵本で登場しました。


『はらぺこあおむし』

作/エリック・カール
訳/もり ひさし
定価/1320円(税込)
対象/4歳から
偕成社
1976年5月発行

小さなあおむしは、もりもりと食べつづけて美しい蝶になった。数や曜日の認識をおりこみ、穴あきのしかけをこらした斬新な絵本。

西川季岐(編集長)

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