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0歳からのファーストブックに タイプ別おすすめ赤ちゃん絵本21選


次から次へページをめくれるテンポの良さが魅力

『じゃあじゃあびりびり』

文・絵/まついのりこ
2001年発行

自動車は「ぶーぶーぶーぶー」。イヌは「わんわんわんわん」。水は「じゃあじゃあじゃあ」。紙は「びりびりびり」。この絵本の題名はこの水と紙の音だ。他にも赤ちゃんの回りにある音がこの絵本はあふれている。イラストはカラフルで、極限まで無駄な線を省いたシンプルな切り絵。言葉自体の持つ響きやリズムを楽しむ耳を持っている赤ちゃんの興味を存分に満たしてくれる。

『がたんごとんがたんごとん』

文・絵/安西水丸
1987年発行

がたんごとんがたんごとんと汽車がやってくる。駅で待っているのは哺乳瓶。「のせてくださーい」と汽車に乗り込む。再び出発し、がたんごとんと次の駅へ行くと、今度はコップとスプーンが「のせてくださーい」。さらに次の駅では、リンゴとバナナが、ネコとネズミが「のせてくださーい」。みんなを乗せてがたんごとんと終着駅へ。くり返しのリズムが楽しい。

『しろくまちゃんのほっとけーき』

文・絵/わかやまけん
1972年発行

しろくまちゃんが、お母さんと一緒にホットケーキを作るお話。冷蔵庫から卵を取り出して、牛乳を入れてよくかきまぜる。ふわふわの小麦粉とふくらし粉を加えてまぜたら、さあ、フライパンへ。この後が、この絵本最大の見せ場。ホットケーキが焼けていく工程が、楽しい擬音とともに見開きにずらり。「しゅっ ぺたん ふくふく くんくん ぽいっ……はいできあがり」。


読んで聞かせるだけじゃない遊びの工夫で食いつき抜群

『いないいないばあ』

文/松谷みよ子
絵/瀬川康男
1967年発行

「赤ちゃんだからこそ美しい日本語と最高の絵を」の想いから、日本初の本格的な赤ちゃん絵本として誕生して半世紀。はじめて出会う一冊として、世代を越えて読みつがれている。いないいない、ばあ。にゃあにゃが、くまちゃんが、ほらね、いないいない……。親子の伝承遊びを絵本に再創造した作品。

『きんぎょがにげた』

文・絵/五味太郎
1982年発行

金魚が1ぴき逃げだした。どこに逃げた? カーテンの赤い水玉模様の中に隠れている。おや、また逃げた。今度は鉢植えで赤い花のふり。おやおや、また逃げた。キャンディのびん、盛りつけたイチゴの実の間、おもちゃのロケットの隣……。ページをめくるたびに、逃げたきんぎょがどこかに隠れている絵探し絵本。

『だるまさんが』

文・絵/かがくいひろし
2007年発行

だ・る・ま・さ・ん・が……でページをめくってみると、あらら。びっくりして大笑い。声に出して読んで楽しい、見て楽しい赤ちゃんにぴったりの絵本。

『ぱたぱたえほん』

ぱたぱたえほん
さく/miyauni
2017年発行

この作品の特徴はなんといっても「ぱたぱたする」こと。見開きごとに画面いっぱいに美しくデザインされた「とり」や「ちょうちょ」などを、音(声)に合わせて開いて閉じて楽しみます。「絵本+手遊び」という新しい提案は、本だからこそ。この単純明快な手遊びによって、赤ちゃんの興味は作品へと注がれ、親子の時間をよろこびに変えることでしょう。

『ふうしてあそぼ』

ふうしてあそぼ
さく/はるの まい
2018年発行

「ふうーっ」と息を吹きかけて遊ぶ、赤ちゃん向け体感型絵本です。「せえのっ」の声がけにあわせて、親子で「ふう」してページをめくれば、「ぽわーん」と見開きいっぱいに風船がふくらんだり、ラッパからは「ぷっぷっぷーっ!」と楽しい音が出たり……。1.2のリズムで繰り返し展開するシンプルな構成、擬人化して描かれたモチーフたちの変化と、ユーモラスな言葉(音)で、赤ちゃんでも楽しく遊ぶことができます。




赤ちゃんがゲラゲラ笑う 抽象的な絵とことば

『もこもこもこ』

文/谷川俊太郎
絵/ 元永定正
1977年発行

「しーん、もこもこ、にょきにょき」とふくれあがったものは、みるまに大きくなってパチンとはじけた。詩人と抽象画家がおりなす不思議でおかしな世界の絵本。

『ごぶごぶ ごぼごぼ』

文・絵/駒形克己
1999年発行

「ぷーん」とマルが飛び出した。ページをめくると、「ぷく ぷく ぷく ぷくん」と青、赤、黄色のマルがはねている。数を増やして、「ぷ ぷ ぷ ぷ ぷ ぷ」。小さかったマルは一緒になって「ど ど どぉーん」、形をかえて「ごぶ ごぶ ごぼ ごぼ」。さらに形を変えて……カラフルなマルは、水玉のように音に合わせて動いていく。言葉を口にしはじめた赤ちゃんに最適の1冊。


カラフルな絵でおはなしの世界に引き込む外国絵本

『ちいさなうさこちゃん』

文・絵/ディック・ブルーナ
訳/石井桃子
1964年発行

うさぎのふわふわさんとふわおくさんはとても仲良し。ある日、ふわおくさんのところに天使がやってきて、かわいい赤ちゃんが生まれた。ふたりは赤ちゃんに「うさこちゃん」という名前をつける。太った牛ににわとり、たくさんの動物がうさこちゃんを見にやってきて、ふたりにお祝いの言葉を贈る。

『はらぺこあおむし』

文・絵/エリック・カール
訳/もりひさし
1969年発行

日曜日の朝に生まれたちっぽけなあおむしは、おなかがぺっこぺこ。月曜日にはりんごをひとつ、火曜日にはなしをふたつ……。たくさんたくさん食べて、ふとっちょになったあおむし。さなぎになって、最後は美しいちょうちょに返信する。


身近な暮らしに赤ちゃんがはじめて触れる新世界がある

『くだもの』

文・絵/平山和子
1981年発行

みどり色の大きな「すいか」が、どっしりと置かれている。ページをめくると、「さあ どうぞ」の言葉とともに、みかづき型に切り分けられた、真っ赤なすいかがひと切れ。フォークもちゃんと、添えられている。もも、ぶどう、なし、りんごなど、日常子どもたちが食べるくだものを、まるで実物かと思わせるほど鮮やかに描いた、いわば果物の画集。

『あかちゃん』

文・絵/tupera tupera
2016年発行

「かわいいかわいい、わたしのあかちゃん。ふっくらくまさん、こんにちは。にこにこにっこり、いいおかお。ぽんぽんボール、たのしいね。あれあれ? これはきにいらない? やっぱり、おなかがすいたのね」。最後のページを開くと……だれもがお母さんになっちゃう絵本。

『ねないこだれだ』

文・絵/せなけいこ
1969年発行

夜の9時。「とけいがなりますボンボンボン」。こんな時間に起きているのはだれだ? ふくろう、くろねこ、どろぼう……。いいえ、夜中はおばけの時間。あれ? まだ寝ていない子がいるぞ。おばけがなかなか寝ない子をおばけの世界に連れていってしまう。シンプルな貼り絵とストーリーで、子どもたちを引きつけてやまない赤ちゃん絵本。

『おつきさまこんばんは』

文・絵/林明子
1986年発行

静かな夜の空。ネコが寝そべる屋根の上が明るくなって、しだいに金色に輝くまん丸いお月さまがでてきた。「お月さまこんばんは」。ところが、そこに黒い雲やってきて、お月さまを隠してしまう。でも、大丈夫。黒い雲は少しお月さまと話をして、また去って行った。まるで話かけてくるようなお月さまのやさしい表情に子どもたちもにっこり。


読後に自然と親子でスキンシップしたくなる

『くっついた』

文・絵/三浦太郎
2005年発行

「くっついた」の繰り返しが楽しい赤ちゃん絵本。ページをめくると、金魚やアヒル、ゾウやおさるさんが、「くっついた」。口でくっついたり、鼻を合わせたり、手をつないだり、いろいろな「くっついた」をしている。最後は、赤ちゃんのほっぺたをはさんで、お母さんとお父さんも一緒に「くっついた」。

『ぴょーん』

文・絵/まつおかたつひで
2000年発行

かえるが、ぴょーん。いぬが、ぴょよよーん。ばったが、ぴょーん。にわとりとひよこが親子でぴょーん。いろいろな生き物がとびはねる様子を描いた絵本。おひざにのせた赤ちゃんも一緒にジャンプ。ぴょーんとはねる方向と同じように、縦に開く展開がユニーク。

『なでてなでて』

9784802130738
絵/日隈みさき
文/西川季岐
2017年発行

読者である赤ちゃんと、正面に向かい合う動物から「なでて」と声がけがあり、ページをめくるとなでたときの「感触」と一緒に、動物のうれしそうな様子が見開きで描かれる。1.2のリズムで展開し、いろいろ出てくる動物たちがユーモラスで楽しい。最後は、赤ちゃん自身が登場して「なでて」と声がけするところでおしまい。それこそが狙いのコミュニケーション促進絵本。


赤ちゃんの目に科学的なデザインで知的好奇心を

『あかあかくろくろ』

文・絵/柏原晃夫
2010年発行

赤ちゃんが注目する白黒を中心に、「赤」でコントラストを効かせた黒、白、赤絵本。色の名まえを言いながら3色を繰り返す構成や、りんご、ながぐつ、ゆきだるまなども出てきて、色の名前、物の名前にも触れられる。

『にこにこ』

文・絵/La ZOO
2009年発行

アメリカのトイブランド「Sassy」の絵本。左右対称の顔、白と黒や赤などのコントラストの強い模様は、赤ちゃんが大好き。低月齢の赤ちゃんには、目の正面20~30cmのところでみせると、焦点が合いやすいので効果的。赤ちゃんが楽しくなる言葉もたくさんなので、声に出してやりとりを楽しめる。