長女とだるまさんは遊び仲間のお友達 『だるまさんが』


失礼ながら、「これ子どもが分かるのかな?」と思っていた。
なぜなら、小さい子どもは“だるま”なんて知らないだろうし、分からないんじゃないかと思っていたからだ。

かがくいひろしさんの「だるまさんシリーズ」。有名なのでよく目にしていたが、そんな理由から手に取っていなかった。

しかし、たまたまシリーズのうちの一つ『だるまさんが』を知り合いにいただく機会があり、「だるまさん」が我が家の本棚に仲間入りした。当時長女は1歳くらいだった。

「だ・る・ま・さ・ん・が」左右にうごくだるまさん。ページをめくると……あらら、びっくり! 大わらい! さて、おつぎは……? 0歳の赤ちゃんから大人まで、ページをめくるたびわらいの渦に引きこまれる、とびきりゆかいな「だるまさん」シリーズ第1弾です。

だるまさんシリーズの絵本は究極にシンプル。擬音語とリズムの良い文章だけで作られた絵本だ。だるまさんの顔がなんとも表情豊かである。

しかし、これが長女に空前絶後の大ヒット。だるまなんて見たこともない長女が、だるまさんと一緒に「どてっ」と転び、「びろーん」と伸び、「ぷっ」とオナラをし……と、大爆笑している。

なんだこの絵本。正直とてもびっくりした。

「だるまさん」はあっという間に長女のお気に入り絵本の一つになり、その後すぐにシリーズの他2冊『だるまさんの』『だるまさんと』を購入した。

「だるまさん」を読んでいて、分かったことがある。だるまを知ってようが知らなかろうが、子どもには関係ない。長女にとっては絵本の中の「だるまさん」はお友達で、一緒に音やリズムを楽しむ遊び仲間である。それで十分なのだ。

余談だが、私にとっても「だるまさんシリーズ」はお気に入りの絵本だ。
なぜなら、読むのがとても簡単なうえに、身体を使った遊びもできるからだ。子どもの夜の体力消耗に一役買ってくれるのだ。

そんな「だるまさん」に、きっと今夜もお世話になるのである。

『だるまさんが』

作/かがくい ひろし
ブロンズ新社
定価/本体850円+税
ページ数/24ページ
2008年1月発行

『だるまさんの』

2008年8月発行

『だるまさんと』

2009年1月発行