絵本『きょうのごはん』を読んで


今いちばんおなかのすく絵本です。加藤休ミさんの描くごはんのリアリティといったらすごい。

例えば、秋刀魚の皮の焼き目なんて、今にも香ばしいにおいがしてきそうで、うっかりページに鼻が付きそうになります。

見れば見るほど、皮の向こうにふっくら焼けた身がありそうで、もしかすると本当に生の秋刀魚から描いて、ちょっとずつグリルしていくように色を重ねていったんじゃないかと思わせます。

カレーもすごい、オムライスもすごい。とにかく全部がおいしそう。

きっと加藤さんは食べることが好きな作家さんなのでしょう。良い意味で狂気さえ感じます。

1976年生まれの同世代。いつか絵本づくりをご一緒したい作家さんのひとりです。

『きょうのごはん』
文・絵/加藤休ミ