第22回日本絵本賞 最終選考委員講評|毎日新聞


大賞の『きょうはそらにまるいつき』は多くの絵本を制作してきた荒井良二のなかでも屈指の作品。やさしい満月の光が町の人にも自然のなかの動物にも分け隔てなく降り注ぐ。これは作家の視線でもあり、一人一人の市民や動物たちへの愛情が感じられる。絵の力も文句ないが、さりげなく絵本の各場面に、同じバスや母と赤ちゃんやバレリーナの少女、公園などを登場させ、絵本に時間の流れと町の空間を形成するのは見事。

情報源:第22回日本絵本賞 最終選考委員講評|毎日新聞

振り返れば、ファンタジーのおもしろさよりも科学のおもしろさが勝った2016年。